忍者ブログ

守和の観た読んだ観た

上総屋:飯田守和の感想録ブログです。 (リンク先から徐々に転載もしつつ)アレコレと感想を綴っていきたいと思います。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

A.v.フォイエルバッハPaul Johann Anselm von Feuerbach『カスパー・ハウザー』Kaspar Hauser


『カスパー・ハウザー』Kaspar Hauser
訳:西村克彦
福武文庫
平成23年9月27日読了
19世紀前半のニュルンベルクに突然現れた奇妙な少年…の話は映画で観て知っていましたが、本書はその少年の観察記録。著者は近代刑法学の父とされる人物だそうで、当時の知識人だけに記録者としては申し分なし。非常に興味深く読みました。当時の最先端科学なんてのも覗けますし。
ただナンというか出題だけされた気分で、誰か答えを教えてくれろと叫びたくもなります。もっとも判らないからこそ興味を引く訳ですが。
PR

ジュリー・M・フェンスターJulie M.Fenster『エーテル・デイ―麻酔法発明の日』Ether day


『エーテル・デイ―麻酔法発明の日』Ether day
訳:安原和見
文春文庫
平成23年4月21日読了
とにかく激痛への恐怖は読んでいるだけなのに辛いくらい伝わってくる、いやホント困る程です。
ただ他はもう少し整理して欲しく残念。盛り上げるのも大事だが、そうして読み辛くなるのならどちらを優先すべきかは判りそうなものだが…まぁ僕の趣味や読解力の問題でしょうが。
【関連作品】
『華岡青洲の妻』有吉佐和子:確かに訳者あとがきでも触れているように現在では使われていない施薬ではありますが、僕としてはコチラに軍配を上げたいところです。いや“読み物”としてもですけどね。

ランドール・ブリンク Randall Brink『アメリア・イヤハート最後の飛行』Lost Star


『アメリア・イヤハート最後の飛行』Lost Star
訳:平田 敬
新潮文庫
平成19年1月24日読了
著者はこの事件について10年の歳月をかけて調査したそうだが、果たして10年もナニに費やしてきたのか疑問。イヤハートについてある程度以上知っている方ならば珍説の一つとして良いでしょうが?
冒頭にアレコレと自讃している割に参考史料・文献についての記述はほとんど無いのは何故か?「真実」と謳っているのに学士論文ですら通らない程度の裏付けの無さには呆れるばかり。百歩譲って読み物として捉えても最悪で、イヤハートの人柄や時代の雰囲気はまるで伝わらず、調査していく過程もなし。
読み終わって残る印象は、著者にとってアメリカ人は善良無垢なる存在で、日本人は狡賢く残虐な畜生どもだ…というばかり。バカバカしいの一語に尽きる。

クレイグ・ホールデンCraigHolden『夜が終わる場所』Four corners of night


『夜が終わる場所』Four corners of night
訳:近藤純夫
扶桑社ミステリー
平成23年3月28日読了
読み進めるうちに誰にも触れさせなかった登場人物の過去の謎が明らかになる…という構成は娯楽、ミステリーとしての興味を惹きますし、力強くも悲しく切ない展開には胸をうたれます。ただし没頭を強いられるのでそれなりに余裕が無いとシンドイですが。
また文体が読み辛いのがなんとも?おかげでスッキリせず勿体無いコトしきりと言うのが読後の感想とは、やはり勿体無い。

ベイジル・ホール Basil Hall『朝鮮・琉球航海記 1816年アマースト使節団とともに』


『朝鮮・琉球航海記 1816年アマースト使節団とともに』Account of a Voyage Of Discovery to the West Coast of Corea,and the Great Loo-Choo Island.
訳:春名徹
岩波文庫
平成23年5月23日読了
当時の沖縄の様子を非常に興味深く読みました。宮廷などではその背後で幕府との板挟みでかなりの苦悩していた筈ですが、まぁ下々のモノとしては楽しいイベントでしょうからね。
また前半の朝鮮と比べるとコチラの出方で相手も変わるのだと言う人付き合いの基本を見せられたように思います。いや民族性云々はしませんよ。
【余談】
原題ではKoreaではなくCoreaとあり、僕の誤記ではありません。
共催したサッカーのW杯で国名を日本より前にしろと言い張った根拠について「中国に遠慮して変更したが本来のスペルはKではなくCであり、日本のJより前であるべきだ」ってのが有ったそうですが確かにね。でもさぁ、今の名前がそうなんだし自分の考えで変えたならコッチに押し付けるなよ?と…まぁ済んだコトですけどね(←根に持つタイプ)。
【関連作品】
幕末に来日した外国使節の記録としては以下のモノが有ります…って、僕の読んだだけですが。
『日本幽囚記』W.M.ゴロヴニン:当然ながら楽しく思われなかったであろう記録です。
『大君の都』オールコック:無知な学生時代に無理をして読んだのでロクに判らなかったのですが、とにかく見下して書いています。浮世絵を原始的な云々しているのには当時もコンチクショーと思いましたが、今にして思えば錦絵ではなかったのかもしれないなぁと。

カレンダー

01 2026/02 03
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28

ブログ内検索

最新コメント

プロフィール

HN:
上総屋:飯田守和
性別:
非公開

フリーエリア

バーコード

P R