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守和の観た読んだ観た

上総屋:飯田守和の感想録ブログです。 (リンク先から徐々に転載もしつつ)アレコレと感想を綴っていきたいと思います。

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ジム・トンプスンJim Thompson『おれの中の殺し屋』Killer Inside Me


『おれの中の殺し屋』Killer Inside Me
訳:三川基好
扶桑社ミステリー
平成22年4月14日読了
一行目からピンと来たのですが、いや面白いのなんの。それにしても1952年の作品とは思えず(もっとも現代の感覚からすると多少テンポが呑気な感じがしなくもない)まるで古さを感じません。むしろ現代的とすら言えるんじゃないかしらん?
どこが…という話をすると所謂ネタばれになりますので言葉を濁しますが、前半で感じた違和感のようなものが、終盤で明らかになる真相により実は周到に計算され構成されていたのではないかと考えさせられます。更に考え込む暇を与えないラストはもう…とにかくお勧めです。
まぁ万人向けではないでしょうけどね、ハイ。
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S・ドゥビンスキーStevenDubinsky『デコイ・コップ』DecoyCop


『デコイ・コップ』DecoyCop
S・ドゥビンスキー&L・スタンドラStevenDubinsky & LeoStandora
訳:間庭恭人
ハヤカワ文庫
平成年10月14日読了
冒頭から印象的で、個々のエピソードは非常に興味深い。
惜しむらくはなんとなく現在進行形で中途半端に終わられてしまった感じ。もう少し整理して後日談などを補完してくれると纏まったんじゃないかしらん。
なんとなくケント・アンダーソンの『ナイト・ドッグス』を思い出しつつ読みました。やはり“時代の匂い”というものは有るもので、似たような舌触りかと。
【関連作品】
『ナイト・ドッグス』ケント・アンダーソン:ちなみにコチラはフィクションです。

カレル・チャペックKarel Capek『山椒魚戦争』Valka s mloky


カレル・チャペックKarel Capek
※正しくはCの上に記号がついています※
『山椒魚戦争』Valka s mloky
※正しくはaの上に記号がついています※
訳:栗栖継
岩波文庫
平成21年8月5日読了
高校以来久々に読み返したのですが面白かったですね、ただ面白いの意味が当時とは若干違いますが。
初読の時は山椒魚が言葉を話したり果ては人間と領土争いをするのが単純に面白く、また全体を通しての主人公が居ない構成が新鮮(と言っても僕の産まれるはるか前の作品ですが)で、尊敬すべき岩波文庫を読んでいるという高揚感と合わせワクワクしたものでした。
しかし大人になって読んでみると当時の世相や国際情勢に対する皮肉や、人生とはナンぞやという思いが切なく迫ってきます。
そう考えると投げ出したようにも思えた結末は、コレ以外に無い最適な終わり方なんでしょうね。

アントン・パーヴロヴィチ・チェーホフAnton Pavlovich Chekhov『退屈な話・六号病室』


『退屈な話・六号病室』
訳:湯浅芳子
岩波文庫
平成20年11月14日読了
退屈と言いつつ全然退屈しませんでした、ハイ。前者は功成り名を遂げた人物が、実は瑣末な日常の出来事にウンザリさせられている話…と言ってしまえば簡単ですが、もう少し細かいです。
結局誰もが自分勝手であり、それに振り回されている主人公に安寧なる晩年の日々は訪れない。なんだか100年以上も前に、それも外国で書かれた小説とは思えないくらいに共感出来ました(僕自身はまだ老境に差し掛かっていないつもりですが)。
特にラストの切なさはナンとも言えませんでした。
後者もまた劇的であり面白いのですがシンプルで読み易いのは前者であり、ドラマにでもしたら面白いだろうなぁと。

ユン・チアン Jung Chang『ワイルド・スワン』Wild Swans Three Daughters of China


『ワイルド・スワン』全二巻Wild Swans Three Daughters of China
訳:土屋京子
講談社
平成18年12月9日読了
発表当時はイザ知らず、今読んでみるとそんなに衝撃的では無いなぁ…と。史料の一つとしては別ですが、訳者あとがきほど感動もナニもしませんでした(基本的に冷血漢なんで)。
なんとなく自分の好き嫌いだけで展開しているので、もう少し客観的に書いてくれればまた違ったのでしょうが、そうすると当時アレだけの話題にならなかったかもしれませんね。判り辛くなって。
『太陽の少年』という中国映画が有るのですが、それに似た世界だったのは面白かったのですが。

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