忍者ブログ

守和の観た読んだ観た

上総屋:飯田守和の感想録ブログです。 (リンク先から徐々に転載もしつつ)アレコレと感想を綴っていきたいと思います。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ジェイムズ・グレイディDamesGrady『狂犬は眠らない』Mad Dogs


『狂犬は眠らない』Mad Dogs
訳:三川基好
ハヤカワ文庫
平成24年1月19日読了
一言で言うと、糸の切れた真珠の首飾り。
確かに主人公たちの過去の体験は凄く、それぞれを独立した短編にしたって宜しかろうに思うほど。また展開も贅沢にアレコレと楽しませてくれる。特にラストシーンなどは仄かに心温まってしまいそうだ…が、その割に、またはその為に肝心の本筋が弱く思える。
過去の強烈さに負けているだけでなく、存在自体が希薄で決着の付け方などテキトーの印象が拭えない。作者の描きたかったコトのと僕の読みたかったコトとのズレなのかもしれませんが…。
PR

ハリー・クレッシング Harry Kressing『料理人』The Cook


『料理人』The Cook
訳:一ノ瀬直二
カバーイラスト:杉村篤
ハヤカワ文庫
平成19年1月8日読了
タイトルが目に付いて何気なく手に取り、更に表紙に惹かれて購入。そのまま読み出したら意外と…という久々に楽しい経験をさせて頂きました。コレだから本屋通いは止められないのだなぁ。
さて具体的な場所や時間については一切説明が無いのですが、その辺りが逆にお伽噺的な雰囲気を醸し出し良い感じです。少し読めば20世紀以降とは直ぐに判るんですけどね、冷蔵庫とか記述が有るので。
ただ雰囲気としては先述の通りお伽噺か、ホフマンなど19世紀の不思議文学的(言い方がオカしくて恐縮)です。
願わくば料理についてもう少し具体的な記述が有ると、登場人物たちと同様に涎を流しつつ主人公の魔力に屈せたのですが…むしろ映画の方が良いのかもしれませんね。『バベットの晩餐会』なんか腹が減ったもの。
ただ映画化するなら最後にスッキリした“結末”を与えないとイカンかも知れませんが。

小松左京『結晶星団』


『結晶星団』
角川文庫
平成22年11月16日読了
紹介には長編とあねので随分と変わった出だしだなと思っていたら短編集でした…おいおい?僕も迂闊だけどさぁ。
SFという定義に入るかは別にして面白かったのは「HAPPY BIRTHDAY TO……」で、芥川の『羅生門』の構成を更に進めた印象でした。もっとも仕掛けが全然違うんですけどね、いずれにせよ惹き込まれました。
また表題作は映画で観たかった。今ならCGやら3Dでリアルかつ現実味のない映像が作れるのだから誰か挑戦してくれないものか?結末には違う解釈を与えられてしまいそうですが。

小松重男『でんぐり侍』


『でんぐり侍』
新潮文庫

平成18年12月10日読了
芝居の台本をそのまま小説と言う体裁にしているだけにしか思えず、正直読むのが辛かった。「わーいわーい」なんてセリフを小説の文章として読ませられる日が来るとは思わなかったよなぁ…。

駒田信二『中国大盗伝』


『中国大盗伝』
徳間文庫
平成22年12月22日読了
面白く読みましたが、果たしてコレってどこまでが史実(史料を明示出来る)なのやら、どこからが創作なのやら?
それらしく書いてあるので本気にしてしまいそうですが、果たして…と気にするよりは単純に楽しんだ方が良いのは判るのですが、やはり気になってしまうんですよね。いや明らかにコレはと思う部分も多々あるのですが、もしかしてとも思ってしまったり。

カレンダー

01 2026/02 03
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28

ブログ内検索

最新コメント

プロフィール

HN:
上総屋:飯田守和
性別:
非公開

フリーエリア

バーコード

P R