
『夢酔独言-勝小吉自伝-』
編訳:勝部真長
角川文庫
平成19年5月17日読了
江戸っ子の言葉遣い(現代語訳とは言え)が心地良く一気に読んだ。
とにかく不良人生そのもので、冒頭で
“おれほどの馬鹿な者は世の中にもあんまりあるめえと思う。だから、孫や曾孫のために、話して聞かせるが、よくよく「不法者」「馬鹿者」の戒めにするがいいぜ”
なんて言ってますが、回想していくうちに楽しくなってしまった気配が濃厚です。反省なんかして無いでしょ?と聞きたくなる感じ。
坂口安吾がその精神性の高さを絶賛し、訳者に言わせると無頼に生きざるを得ない時代の閉塞感などが感じられるそうですが、僕には残念ながらソコまで深く読み込めませんでした。残念、人生経験を積んで爺になったら読み返そうかと思います。
※画像は勝小吉自筆の「気心は謹慎」(部分)
【関連作品】
『氷川清話 付・勝海舟伝』勝海舟
『父子鷹』子母沢寛:ほとんど勝小吉伝ですが、ほとんど創作なんじゃないかしらん?