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守和の観た読んだ観た

上総屋:飯田守和の感想録ブログです。 (リンク先から徐々に転載もしつつ)アレコレと感想を綴っていきたいと思います。

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開高健『歩く影たち』


『歩く影たち』
新潮文庫
平成20年4月3日読了
学生時代に『輝ける闇』と『夏の闇』を続けて読んでかなり打ちのめされました。当時受けた衝撃が強過ぎたのか今となっては筋立ての類はほとんど忘れているのですが…僕が忘れっぽいだけか。
本書を読んでその時の衝撃を思い出しました。短編集の所為か僕が鈍くなったのか当時ほどガツンと来ませんでしたが。作者としては長編2作だけでは削ぎ落とせなかった硝煙の臭いを取る為の作品群なのではないかしらん?と愚考。
それにしても文章にコクが有ること。ロートレックの料理本に触れた文章でイナゴの網焼きが出て来るのですが、姿そのままの食べ物が苦手な僕が食べてみたくなったもんなぁ。実物を見たらダメでしょうけど。
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鏑木清方『鏑木清方随筆集』


『鏑木清方随筆集』
岩波文庫
平成年10月9日読了
言っちゃなんだが編集の仕方が寄せ集め。執筆期間が広範囲にわたり文体も変化しているので、せめて表題の次に執筆時期を付けて欲しかった。

パトリシア・カーロンPatricia Carlon『行きどまり』 The Price of an Orphan


『行きどまり』 The Price of an Orphan
訳:汀一弘
扶桑社ミステリー
平成23年4月3日読了
現代版オオカミ少年の物語と言うと紹介としては適切かしらん。
面白いのだが…ちょっと微妙でもある。もう少し削った方が、またはもう少しネタを詰め込んでもとも細かく書き込んでもとアレコレ思うがどうなんだろう。まぁ執筆当時の読者の趣味が現在のそれと合致しているとは限らないので不当な評価かもしれないが。
個人的には時代考証なんぞをしっかりしてドラマか映画にしたらきっちりハマりそうかと思います。既にしてるかも知れませんが。

トルーマン・カポーティーTruman Garcia Capote『夜の樹』A Tree of Night


『夜の樹』A Tree of Night
訳:川本三郎
新潮文庫
平成19年2月26日読了
印象的な作品集。なんともいえない語り口で魔術にかけられている気分になります。読んでいて映像が浮かんでくる…というのもそうですが、むしろ言葉の力を感じました。確かに20代でこんな完成度の高い作品を連発したら“恐るべき子どもたち”ですわな。
ただ個人的には「大人」になってから作品『感謝祭のお客』が円熟味を感じさせて魅力的だな、と。

トルーマン・カポーティーTruman Garcia Capote『冷血』In Cold Blood


『冷血』In Cold Blood
訳:滝口直太郎
新潮文庫
平成19年3月14日読了
高校時代にウォンボーの『オニオンフィールドの殺人』に衝撃を受けたのですが、その際に同ジャンルだと言うので本書を読みました…しかしイマイチ。どうして評価が高いのか当時の僕には判りませんでした。
そして先日、本書を原作とした映画を観たので改めて再読してみたのですが、少なくとも僕にはやはりイマイチでした。
時々冴えた描写の有るのですが、ナンだか冗漫な感じがして退屈、引用が無駄に長い気もしました。
映画の方が内容の取捨選択がよりハッキリとしていて主題が伝わってきたように思います(物語の構成は原作の通りなのでその辺りは評価しますが、でもなぁ)。
【関連作品】
『冷血』監督リチャード・ブルックス1967年/アメリカ

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