
『キラー・オン・ザ・ロード』Killer On The Road
訳:小林宏明
扶桑社ミステリー
平成22年4月7日読了
連続殺人犯の自伝という設定に惹かれて読みましたが、やっぱりエルロイは僕の趣味ではありませんでした。
序盤は面白いんですよ、自己防衛の為に空想映画に逃避する様子やコミックブックのキャラクターが現れてその時度に応じた助言をくれる、などは非常に印象的です。
また終盤の破滅(というかナンというか)に至る展開も惹きつけられます。
しかしイマイチの印象は拭えません。
例えば設定が自伝の原稿なのか書籍化されたモノなのか?引用される資料は邪魔に思えるが、他に入れようがなかったのか?
前半と後半が散らかっているように感じられ、不満が拭えません。
やっぱり合わないってコトなんだろうなぁ。
【関連作品】<
ジム・トンプスン『おれの中の殺し屋』
同じく“犯人”の一人称ですがコチラの方が格段に面白いですよ。
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