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守和の観た読んだ観た

上総屋:飯田守和の感想録ブログです。 (リンク先から徐々に転載もしつつ)アレコレと感想を綴っていきたいと思います。

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ジェイムズ・エルロイJames Ellroy『キラー・オン・ザ・ロード』Killer On The Road


『キラー・オン・ザ・ロード』Killer On The Road
訳:小林宏明
扶桑社ミステリー
平成22年4月7日読了
連続殺人犯の自伝という設定に惹かれて読みましたが、やっぱりエルロイは僕の趣味ではありませんでした。
序盤は面白いんですよ、自己防衛の為に空想映画に逃避する様子やコミックブックのキャラクターが現れてその時度に応じた助言をくれる、などは非常に印象的です。
また終盤の破滅(というかナンというか)に至る展開も惹きつけられます。
しかしイマイチの印象は拭えません。
例えば設定が自伝の原稿なのか書籍化されたモノなのか?引用される資料は邪魔に思えるが、他に入れようがなかったのか?
前半と後半が散らかっているように感じられ、不満が拭えません。
やっぱり合わないってコトなんだろうなぁ。
【関連作品】<
ジム・トンプスン『おれの中の殺し屋』
同じく“犯人”の一人称ですがコチラの方が格段に面白いですよ。
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ジェイムズ・エルロイJames Ellroy『ハリウッド・ノクターン』Hollywood Nocturnes


『ハリウッド・ノクターン』Hollywood Nocturnes
訳:田村義進
文春文庫
平成19年1月1日読了
デイヴッィド・ピースがご執心…と言うので読んでみたが、なんで?という感じだった。更に上を行く歯応え(と言うか、読み辛さ)かと思ったのたが意外とスラスラと楽しめた。
エルロイ初心者向けの入門編だそうですが、なんかコレだけだと先に行きたくならない気がしました。面白く読みはしましたが、少なくとも僕に対する磁力は無いかな?もっとダークな笑いが有るかと期待していたのですが、残念。もちろん一方的な勝手な思い込みですが。
ただ犬好きなそうなので、悪いヤツではありますまい。いや、きっと良いヤツだ。うん。

ウィリアム・アイリッシュ William Irish『アイリッシュ短編集1 晩餐後の物語』


『アイリッシュ短編集1 晩餐後の物語』
訳:宇野利泰
創元推理文庫
平成24年4月15日読了
サラリと読みたいものの全作ともやや長めか?もっと削るなり増やすなりした方が…でも大人の事情も有りますかね。
ヒッチコックが映画化したくなりそうな、またはして欲しくなる作品が多いのですがどれくらい企画されたのか興味がわきます。「階下で待ってて」なんていかにもだし。
変わり種も二作。「三文作家」は日常的とも言えるサスペンスですが笑えない同業者が多かろうなぁと。
日本を舞台にした「ヨシワラ殺人事件」は色物の極みで、アイリッシュにしては珍しいというだけではないか。
コチラが日本人である点を差し引いても情景が浮かばず、アクション過多なのもアイリッシュらしくない。それでも骨格は上手いんですけどね。

ウィリアム・アイリッシュ William Irish『暁の死線』Deadline At Dawn


『暁の死線』Deadline At Dawn
訳:稲葉明雄
創元推理文庫
平成19年9月22日読了
主客転倒かも知れませんが、ヒッチコックの作品を読んでいるようでした(もっとも『裏窓』の原作者なのであながち全然無関係である訳ではないのですが)。
現代の感覚で、少なくとも僕の趣味で読んでしまうと味付けが大人しい…と言うか洗練され過ぎているのですが作品全体の雰囲気がシッカリしているので楽しめます。複数の筋が交錯して展開するのですが、整理されており丁寧に書き込まれているのでシンドくないですし。
作中のニューヨークはむしろ現代の東京により近く感じられるので、休日などに気軽に読むには最適の一冊かと思います。身近と言う意味で、ですけど。
蛇足。
表紙もまた素晴らしいのですが、個人的には読んでいてホッパーの“ナイトホークス”を思い出しました。作品の背景に出て来ても良いんじゃないか知らん?

マルセル・エイメMarcel Ayme※『壁抜け男』Le Passe-muraille


『壁抜け男』Le Passe-muraille
訳:長島良三
角川文庫
平成23年7月1日読了
どれも不思議な味わいの短編集でしたが、表題作と「七里のブーツ」を面白く読みました。特に後者は仕掛けがアレコレと有り楽しかったですね。やはり脇役が印象的だと作品が生き生きするものだなと。
僕は渡仏の経験が有りませんしパリの路地裏なぞ絵画や古い映画でしか知りませんが、作品を読んでいると目に浮かんでくるようでした。

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