
『遠山の金さん』
春陽堂
平成23年9月25日読了
遠山の金さんと言われると思い浮かぶのは「この桜吹雪が…」なんてアレですが、本書はそれ以前の金さんです。
この選択が上手いよなぁと。
言われてみれば若い頃はグレていただの噂ばかりで町奉行になっちゃってましたからね、果たしてなんで刺青なんかというあたりの事情が判らない。本書はそれ以前の“町人時代”です。なぜ旗本の次男坊金四郎青年が家を出たのかと言う家庭の事情、また遊び人としてナニをしていたのか、なんでまた刺青を?などの絵解きをしてくれています。更に二十余話が推理小説の形式で楽しいコト間違いなし。短編としての切れ味の良いですしね。
加えて恋女房であるお玉ちゃんの存在も気になるところ。そこまでは描かれていないのですが果たして町奉行となった金さんとの間はどうなっているのやら…続きが有ればぜひ!と思いますが、さてさて。
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