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守和の観た読んだ観た

上総屋:飯田守和の感想録ブログです。 (リンク先から徐々に転載もしつつ)アレコレと感想を綴っていきたいと思います。

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藤沢周平『用心棒日月抄 刺客』


『用心棒日月抄 刺客』
新潮文庫
平成20年12月8日読了
正直言って前作同様に僕の評価は低いのですが、世間的にはどうなのか知らん?連作短編集というよりはブツギリの長編という感じで、間延びしている気すらしました。
ただ一つ面白く感じたのは作者の変態振りで、このシリーズを前後して作風が明るくなったという解説(本書のものではない)がリアルに判りました。語り口が軽くなっているんですよね。一作目の頃から多少は感じられていましたが、本策では特にオチが付いているモノなどもあり変わったなぁと感じました。
ただなぁ、世間的な評価が高いのは納得がいかないんですよねぇ…コレが代表作だ、最高傑作だと言われて読んで拍子抜けしたヒトって居ないと良いのですが?大きなお世話ですが。
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藤沢周平『孤剣 用心棒日月抄』


『孤剣 用心棒日月抄』
新潮文庫
平成20年11月2日読了
いやぁ皆さん褒めてらっしゃいますが、ホントかよ?と。
もちろん藤沢周平そのものを否定するつもりはないし(むしろファンと言えるのですが)、素晴らしい作品も多いと思うのですが少なくとも本シリーズはどうなのよ?
主人公の用心棒家業の背景に、赤穂浪士の討ち入り事件と主人公の藩の政争を同時進行させつつ描いた前作は全体的に纏まりに欠けて薄ぼんやりしていたのですが、本作は更に酷いと思いました。
出だしは期待させるんですけどね。
藩の存亡を賭けた書類を持って逃亡した男の探索を命じられた主人公は、脱藩者に偽装して江戸へ戻る。しかし政争の中でのことなので後ろ盾の中老からは資金援助が得られない。そこで再び用心棒になり…ってのは面白いと思いますが、如何せん設定が生きていないのではないか。また生活に追われているだけに探索に力が入らず、むしろソチラは他人任せ。
難点を挙げればキリが無いのですが、少なくとも個々の用心棒譚に関しては前作の方が纏まっていたと思います。

藤沢周平『用心棒日月抄』


『用心棒日月抄』
新潮文庫
平成20年10月24日読了
確かに面白いのですが、チョイと不満が残りました。
まず主人公の藩の政争と赤穂浪士事件とを同時に解決させるのはどうか?発表当時の事情も有ったのかも知れませんがむしろ主人公の脱藩事情の方は放置しといた方が良かったんじゃないかと思いました。
また赤穂浪士事件の方も、扱いの大きさが微妙な気がします。
たまたま縁が有り時々事件の当事者たちに関係してしまった…という主人公の視点から事件を描くのか、それとも主人公の生きた時代の背景としての扱いに留めるのか?ドチラか決めかねたんですかね。
【蛇足】
樋口清之『逆・日本史』を楽しく読んだ人間としては本作での大石内蔵之助の描写は説得力が有り、かつ魅力的ですらありました。最初から最後まで「討ち入りだ、仕返しだ」なんてウソ臭いと言うか、ちょいとなぁ?
【関連作品】
芥川竜之介『或日の大石内蔵之助』
→討ち入りを無事済ませ、身柄を細川家に預けられている大石内蔵之助の、或る一日を描いています。義挙だナンだと世間が褒めてくれている…というコトを喜んでいる仲間への違和感のようなモノが出ており、本作の人物像と併せて読むと面白いかと?

藤沢周平『夜の橋』


『夜の橋』
中公文庫
平成24年4月19日読了
自選と言われて納得の逸品揃い。初期作品群のように胸を裂くような痛烈さが無く、またカラリと晴れた清々しさ後期の代表作ほどに堂々と背筋を伸ばしてもいない、じんわりと暖かい粒よりな作品集です。
まぁ知らなければ文句の一つも出たかも知れないモノすら、自選の一語で納得している辺り我ながらだらしない話ですが。
特に印象に残ったモノに触れるとまず「孫十の逆襲」は黒澤映画「七人の侍」を“正しく”描いたような設定で、著者には珍しく派手な活劇シーンが盛り上げます。
「暗い鏡」の結末も見事で、意外な救いが読後感を爽やかに。
とにかく初めて藤沢周平を読むなら、まさにお勧めの一冊です。僕自身は相当スレた読者ですが。

藤沢周平『夜消える』


『夜消える』
文春文庫
平成20年10月9日読了
うーむ、相変わらず苦ぇなぁと思いつつ読了しました。
でもなんか違うかな?とも思ったのですが、全体的にスケッチ的と言うか凄みに欠けるというか。
ただ解説で言われているように“多彩”なのは確かで、こんな作品も、あんな作品もとは楽しめました。

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