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守和の観た読んだ観た

上総屋:飯田守和の感想録ブログです。 (リンク先から徐々に転載もしつつ)アレコレと感想を綴っていきたいと思います。

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藤沢周平『風の果て』


『風の果て』上下2冊
文春文庫
平成21年12月20日読了
最初は面白いかもしれないと思った構成ですが、さすがに現在と過去を行きつ戻りつし過ぎではないかしらん?
ちょいと読むのが面倒になりかかりました。主人公に今一つ好感が持てないのも読み進むのにシンドカった理由の一つです。
全体としては興味深い設定では有ったのですがね、なんか残念な。
勝手な推測ですが、執筆時の作者は体調不良だったのではないかと思ってしまうような出来に思われました。
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藤沢周平『秘太刀馬の骨』


『秘太刀馬の骨』
文春文庫
平成年8月28日読了
それなりに楽しく読んだのですが、解説が蛇足…というか、足だけじゃなく羽まで描いています。
物語は馬の骨と呼ばれる秘太刀の使い手の探索が経糸の一つなのですが、その使い手の正体について解説者は一人の人物を指しています。しかし具体的に名前などを明記するのではなく思わせぶりなだけですし、根拠をまるで書いていません。ただへらへら笑っているだけ。その人物ではあるまいと思うモノからするとフザケタ話で不愉快にすらなりました。
まぁ僕がこの解説者が嫌いなだけかもしれませんがね、しかし最悪になっちまった…残念だなぁ。

藤沢周平『驟り雨』


『驟り雨』
新潮文庫
平成22年3月26日読了
やたらに読んできたので僕にも「期待する藤沢周平作品像」が有ります。それは後味だったり香りだったりするので一言では言い表せませんが、とにかく期待するモノが有る訳です。
ではこの作品集はどうかというと…ちょっと違うかな、と。
勿論コチラの期待通りでは案外面白くないかもしれませんし、作者にとってもマンネリでしょう。小津安二郎だって時には変化球を投げてますしね。
だから面白いと言えば面白いのですが絶賛するかと問われるとそこまでは、という感じです。
一冊全体を見てみると個々の作品がアチコチに向かっていて纏まりに欠けた観があり、イマイチな印象はそれも原因かなと。勿論別々に発表したものを、多少は考えたにせよ寄せ集めただけでしょうから仕方ないんでしょうが。

藤沢周平『花のあと』


『花のあと』
文春文庫
平成19年11月13日読了
玉石混交といったら叱られそうだが、この作品集に関してはなんだか打率が低い気がした。皆それなりに面白いのだが、“それなり”なんだよなぁ…と言う感じ。
町人を主人公としたものと武家を題材にしたものと混ざっているのだが、味わいが統一されておらず混乱した。別に必ずしも統一するべきとは言わないし作品集を目的として書かれた訳ではないだろうから、アレコレ入っていて当然かも知れないが、完成度までバラバラでは良くは無かろう。
個人的に興味を持って読んだのは広重を扱った「旅の誘い」で、特に「木曾街道」の連作を英泉から引き継ぐ辺りの事情が書かれていたのが良かった。以前に千葉市美術館でこの連作を観ただけに思い込みが強いのかもしれないが。
ちなみに藤沢作品にはこの作品中でも言及されている蒲原について北斎の側から書いたものも有り、もしかしたらいつかは長編を…なんて構想を練られていたのではないか、と愚考しているのですが?

藤沢周平『逆軍の旗』


『逆軍の旗』
文春文庫
平成21年5月1日読了
表題作は本能寺の変前後の明智光秀を扱っており、他の作品も有名無名を問わず史実を扱っているそうです。いずれも藤沢タッチが堪能出来ますが、あとがきで著者自ら書いている通り確かに「書かずもがな」の感は否めないですかね。
特に表題作を除く三作がねぇ…史実を積み重ね続けるコトによる迫力は吉村昭には敵いません。まぁ対抗しようなんてつもりは無かったでしょうが。
ただし表題作だけは別でした。
史実を元に状況証拠から空想しているような歴史小説ではなく、生身の人間としてのアヤフヤさが非常にリアルでした。光秀の謀反については黒幕が居たとか謀略が有ったなど推測して楽しむのも良いでしょうが、真相は…こんな感じかもなぁ?
【関連作品】
本能寺の変に関係する作品はコチラ(割と読んでますね、興味ない筈だったけど)
『信長と秀吉と家康』池波正太郎
→あんまり信長を英雄として扱われると反感を持ってしまうのですが?
『花落ちる 智将・明智光秀』笹沢左保
→本能寺の変を反逆する側から描いた作品。僕としては本書の信長像に説得力を感じました。
『反逆』遠藤周作
→松永久秀、荒木村重、明智光秀と続く信長への反逆の歴史と秀吉の“天下取り”まで。
『秀吉と武吉 目を上げれば海』城山三郎
→前掲書では背景でしかなかった毛利方の様子が描かれています。本能寺以前から関が原の合戦まで。

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