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守和の観た読んだ観た

上総屋:飯田守和の感想録ブログです。 (リンク先から徐々に転載もしつつ)アレコレと感想を綴っていきたいと思います。

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ケヴィン・ウィグノールKevin Wignall『コンラッド・ハーストの正体』Who is Conrad Hirst?


『コンラッド・ハーストの正体』Who is Conrad Hirst?
訳:松本剛史
新潮文庫
平成26年6月16日読了
面白いと言えば面白い。
組織に雇われていたプロの殺し屋が、足を洗うべく連絡係など自分の正体を知る相手を始末しようとしたところ、事態はまるで予想しない展開を見せると言う辺りは、なるほど解説に有る通りラドラムを思い起こさせる。
事実ソレを期待して手に取ったんですけどね。
しかし期待は見事に裏切られます。そういう意味では読者にとっても予想しない展開を見せてくれるのですが、期待していない展開とも言えます。
少なくとも文字通りラドラムを期待して読むと正直ハズレです。読むのは止めた方が良い。
ただ凡作かと言うと、リテルこの身には面白い。
途中の展開では心が死んだままだなと救いようの無さを感じますが、ラストでの謎解きは素晴らしい。心に迫ります。でもまだ若書きかしら、とは思いますが。
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岩本千綱『シャム・ラオス・安南 三国探検実記』


『シャム・ラオス・安南 三国探検実記』
中公文庫
平成26年6月11日読了
緒言でいずれ大日本帝国の為にもなるべしと探検を思いたった決意を表しており、そのような民間スパイの探検記を期待したのだが、とんだ弥次喜多だった。
いやそれはそれで面白いんだけど。
とにかく苦難の連続で、密林や大河などの難路に虎などの恐怖に絶えず苦しめられます。目的地には到達したものの相棒はついに病没してしまう程で涙を誘います。
しかしそれが弥次喜多になってしまうのは、空っとぼけた語り口のせいでしょう。いや口が悪いと言うか、行いも悪いんですけどね(偽坊主になりインチキ読経などで何度も苦境を乗り越えます)。
そういう根性の持ち主で無いと務まらないのでしょうが。

井伏鱒二『かきつばた・無心状』


『かきつばた・無心状』
新潮文庫
平成26年4月23日読了
さまに雑文集。つまらないとまでは腐さないがフンフンと読む程度のものだろうか、失礼な話だが。
しかし石井桃子の名前が出てきたのには驚いた。もっとも考えてみれば同時代の人間なんだよね、付き合いがあってもおかしくはないか。

井伏鱒二『多甚古村』


『多甚古村』
新潮文庫
平成26年2月2日読了
作者がそれだけ凄いのか、はたまた僕のナニかを惹きつけるのか、とにかく面白くは読みました。
ただドコが、となると難しい。いわゆる初めも無ければ終わりも無い、淡々とした駐在さんの日誌なんだよなぁ。
きっとナニか秘密があるのでしょうが、文章修業をする気が無い身としてはただ首をひねるばかりです。

井上ひさし『戯作者銘々伝』


『戯作者銘々伝』
中公文庫
平成26年1月13日読了
セリフだけで全てが語られ、しかも説明的ではないのに景色まで見えてくるのが凄い。いや落語とか有りますけどね、小説でやると技巧自慢が臭かったりしますがソレも無し。
知らなかった戯作者が登場するのも興味深く楽しい一冊です。もっと欲しくなるのが困りものですが。
因みに未読の方に忠告。
解説は蛇足の極みなので読まなくても良いと思います。なんかね、見栄張りにしか思えなくて。

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