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守和の観た読んだ観た

上総屋:飯田守和の感想録ブログです。 (リンク先から徐々に転載もしつつ)アレコレと感想を綴っていきたいと思います。

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山手樹一郎『江戸群盗記』


『江戸群盗記』
新潮文庫
平成27年8月22日読了
スカッと読ませるには少々入り組み過ぎているように思えなくもない。妙に禍々しくもなり、さてどうすんだろう…と思っていたら、結末は意外と爽やかなのに驚いた。
それにしても作者は文学史的に、読み捨ての大衆文学を書き捨てた粗製乱造の流行作家という扱いに思えるのだが評伝の類は無いのかしらん?作風に時代の雰囲気が強く反映していたり、と興味深いと思うのだが。
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山口瞳『居酒屋兆治』


『居酒屋兆治』
新潮文庫
平成27年8月14日読了
全くもって"僕の"作品ではなかった。面白く感じたのは方言のみ。
登場人物の結末については、まるで面倒になったから殺しちゃった、てへ♪みたいな印象で受け付けない。
まぁ好みの問題でしょうがね。

山口瞳『礼儀作法入門』


『礼儀作法入門』
新潮文庫
平成27年8月4日読了
昭和40年代の史料として面白く読んだ。串田孫一の名が出て来たのも喜ばしい、いろいろ読んでおくものだなと。
「趣味的なものは他人に贈るな」は基本的に同感で、美術品の類は自分の好みを押し付けるべきではない。ネクタイは男の飾りだから貰うと不快であるというのも全くだ。
ただ一つ声を大にして言いたいのは靴下を贈るは、少なくとも僕には止めて下さいな、先生。いやそれはまず無いけど。靴下は肌着であり、馬に乗る為の鞍のようなものなのだから質感に拘りがある。絹のツルツルしたものなら高級だと喜ぶだろうとか、逆にどうせ消耗品だから我慢するだろうなどというのは不快極まりない。

吉村冬彦『藪柑子集』


『藪柑子集』
岩波文庫
平成27年3月6日読了
ちょいと古い印象の活字と旧漢字、そして古い文体と内容以前に見た目にしびれた。
もちろん中身も面白く読んだのだが、留学先での楽し気な様子についてはその後のドイツの動乱を思うと悲しさもあるなぁ。後発世代ならではの楽しみではあるのだが。

山手樹一郎『崋山と長英』


『崋山と長英』
春陽堂-山手樹一郎長編時代小説全集4
平成26年8月20日読了
お約束的な展開の、どれも似たような作品ばかりと思われる作者にとって本書こそ代表作とすべきではないかしらん。売れ行きの多寡は判らないけど。
同じく長英を描いた吉村昭『長英逃亡』などとは雰囲気がまるで違い、作者の心情が多々読み込めて面白い。もっとも舞台とした時期が違うから雰囲気も変わろうが。
併録の「天保の鬼」と時代がさかのぼる並べ方も効果的で、過酷なその後を知ってから、その前の比較的平穏な描写を見るとより効くんだよなぁ、韓国映画の『ペパーミント・キャンディー』もそうだったけど。。

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