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守和の観た読んだ観た

上総屋:飯田守和の感想録ブログです。 (リンク先から徐々に転載もしつつ)アレコレと感想を綴っていきたいと思います。

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ロバート・リテルRobert Littell『チャーリー・ヘラーの復讐』The Amateur


『チャーリー・ヘラーの復讐』The Amateur
訳:北村太郎
新潮文庫
平成23年6月17日読了
正直意外な結末でビックリしました…いや、良い意味でではないのが残念ですが。
ま、趣味の問題ですのが。
前半の切なさや中盤の不安感そして展開の不思議さは期待どおりでしたし、読後のキツネにつままれたような感覚はそのままですが。いや、だからと言ってつまらない筈は無く、かといって…スッキリしないなぁ。
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ロバート・リテルRobert Littell『スリーパーにシグナルを送れ』TheSisters


『スリーパーにシグナルを送れ』TheSisters
訳:北村太郎
新潮文庫
平成20年11月15日読了
読み終わっての率直な感想は、面白かったというよりも(いや面白かった!のですが)空ろな気分になった…でしょうか。
巨大組織の陰謀に巻き込まれた、またはその中で捨て駒にされる個人の心理などについて描きこんである訳ではないので切り裂かれるような痛みを感じる作品では有りません。またどんでん返しのような、驚かされる結末が用意されては居ますが読者との知恵比べをしている訳でもなく、かつ判り易い娯楽に走っている訳でもない…全く持って不思議な魅力を持った作家だよなぁと思いました。
手放しに絶賛し辛いなぁ。
それにしても読むたびに霧の中を眼鏡を外して歩いているような、そんな曖昧な気分にさせられるリテルですが本作は意外に判り易いんじゃないでしょか。最後に“絵解き”が有るからかもしれませんが?

ロバート・リテルRobert Littell『ロシアの恋人』An Agent In Place


『ロシアの恋人』An Agent In Place
訳:雨沢泰
文春文庫
平成22年7月4日読了
なんだかキツネにつままれたような気分で読了。いや期待していたリテルとは違い、ストレートと言うか…僕が気がつかなかった仕掛けでも有るのかしらとも思ったのですが、それも無さそうですし。
なんはない不安感のような、主人公の精神的に頼りないような感じはお馴染なのですがさてさて?

レマルク Erich Maria Remarque『凱旋門』Arch Of Triunph


『凱旋門』Arch Of Triunph
訳:山西英一
河出書房世界文学全集 別巻7
平成20年9月11日読了
読みながら思ったのは「あぁ小説を読んでいるなぁ」と言うことでした。どうも最近読んでいた中に言葉を選ばず、拘りもせず書き飛ばしているだけの汚い文章が多かったので、久々に脳みそを使ったようでもあり心地良かったです。
『凱旋門』を未見ながら古いお上品な恋愛映画だと思っていたので、原作がレマルクと知り意外に思い読んだのですが、やはりそれだけではなく非常に興味深いテーマでした。ヒトラー政権下のドイツには居られなくなった人々が、大戦直前にどのように暮らしていたかなどが描かれているのですがイヤハヤ…ラストでの主人公の決断には年代で解釈が分かれそうですね。
【関連作品】
『凱旋門』1948年アメリカ映画
(主演:シャルル・ボワイエ、イングリット・バーグマン)
この手の全集には月報が付いています。例えば作家についてのこぼれ話を載せてみたり、作品解題のオマケであったり、または次回配本予定の紹介の類です。本書にもソレが付いていて、その中で本書が原作の映画作品についても触れていますが、なんか評判は芳しくないようです。
ネットでいろいろな人の感想を見てみたのですが、退屈などと言う評価は現代の感覚で当時の作品を見ているからだと思っていたのですが、公開当時からそうだったのね。

マイクル.Z.リューインMichael Z.Lewin『刑事の誇り』Hard Line


<パウダー警部補シリーズ>『刑事の誇り』Hard Line
訳:田口俊樹
ハヤカワ・ミステリ
平成19年8月2日読了
携帯に便利なポケミスだからってんで買ったに過ぎない作品ですが、面白かったです。無駄に多くを語らないテンポの良い語り口はもちろん、主人公の性格が良い(んですが、作中の他の登場人物にとっては非常に性格が悪いといえましょう…なんか性格の悪い主人公が好きだなぁ)。
狡猾な犯罪者による史上稀に見る凶悪な犯罪は出て来ませんし、超人的な名探偵も出て来ません。およそ花形とは言えないであろう失踪人課に持ち込まれた数々の捜索願を処理していくだけ、と言えばほとんどソレだけの小説です。ただ他の課の担当に関連付ける想像力や仕事への情熱でいくつかの事件が解決されて行くだけの…なんか否定的だな、僕。また劇的であるべき展開も有りますが、そういう場面は極力排除されておりペースを乱すコトは有りません。堅実な感じですね。
大人向けとはこういう作品でありましょう。

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