
『凱旋門』Arch Of Triunph
訳:山西英一
河出書房世界文学全集 別巻7
平成20年9月11日読了
読みながら思ったのは「あぁ小説を読んでいるなぁ」と言うことでした。どうも最近読んでいた中に言葉を選ばず、拘りもせず書き飛ばしているだけの汚い文章が多かったので、久々に脳みそを使ったようでもあり心地良かったです。
『凱旋門』を未見ながら古いお上品な恋愛映画だと思っていたので、原作がレマルクと知り意外に思い読んだのですが、やはりそれだけではなく非常に興味深いテーマでした。ヒトラー政権下のドイツには居られなくなった人々が、大戦直前にどのように暮らしていたかなどが描かれているのですがイヤハヤ…ラストでの主人公の決断には年代で解釈が分かれそうですね。
【関連作品】
『凱旋門』1948年アメリカ映画
(主演:シャルル・ボワイエ、イングリット・バーグマン)
この手の全集には月報が付いています。例えば作家についてのこぼれ話を載せてみたり、作品解題のオマケであったり、または次回配本予定の紹介の類です。本書にもソレが付いていて、その中で本書が原作の映画作品についても触れていますが、なんか評判は芳しくないようです。
ネットでいろいろな人の感想を見てみたのですが、退屈などと言う評価は現代の感覚で当時の作品を見ているからだと思っていたのですが、公開当時からそうだったのね。