
ジョン・ル・カレJohn le Carr
e※
eは本来、上にカンマがついています※
『死者にかかってきた電話』A Call for the Dead
訳:宇野利泰
ハヤカワ文庫
平成20年11月18日読了
エスピオナージュの新境地を開いた伝説的作品…と言うのは知っていたのですが、初めて読んで思ったのは、まるで推理小説のようだというコトでした。一読した方ならお判りのコトと思いますが、物語の発端から事件の発覚。そして主人公が片腕となる捜査員(本作では刑事)を得て独自に推理を進め、一度はミスリードするものの真相を解明し最後には犯人と対決。オチには事件全体の“絵解き”まで付いています。
こんなコトを言うと貶しているようですが、そうでは有りません。
想像するに新しいタイプの、自分の書きたいスパイ小説を書くのに手本が無い為かなり試行錯誤したのだろうなと、創成期の作品を読むよう(実際そうですが)で楽しめました。
読み易くした結果かも?なんて思ったりして。
実はスマイリーの登場するシリーズは他のモノを何作か読んでいたのですが、いずれも楽しめなかった記憶が有ります。しかし本作を読んで、改めて読み直してみようかと思いました。
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