
『アンジェラの灰』Angela's Ashes
訳:土屋政雄
新潮文庫
平成21年1月4日読了
面白いと言えば面白いのですが、ちょいとシンドかったのも確かでした。
回想録なのにその当時の一人称(つまり現在の自分が8歳の時の記憶を書くのではなく、8歳の自分が8歳としての現在を語る…というパターン)というのは目新しく非常に印象的なのですが、なんか成長しないのがなぁ?
例えば15歳ならもう少し大人じゃないか、なんて思ったりして。まぁ人それぞれですが。
ところで本書はアメリカ生まれのフランク少年が成長して再びアメリカの土を踏むまでの、主にアイルランドでの貧乏暮らしを描いているのですが、コレだけではタイトルの意味は判りません。またなんとなく食い足りないんです。続編が有るのだと思えばこそ納得しますが、最初はコレだけでベストセラーになったのか…と不思議に思えなくもないですね。
ま、はるか以前にCBSで著者を紹介したリポートを観ているので、「灰」がナニを意味するのかなどは知っているつもりなのですが、果たして正しいか否か?個人的にはそのリポートの方が面白かったんですけどね。
PR