
『白骨』A Blind Eye
訳:三川基好
新潮文庫
平成21年6月22日読了
冒頭から危機にある主人公…は良いが、彼が何故そういう状態に陥ったのかという説明が雑の極み。章を会話から始めるという手法もワンパターンになっており飽きてしまいます。
たまにやるからこそ、だと思うんですがね。
またテーマと言えるようなモノを加えている辺りを評価する向きも有るようですが、僕として否定的です。どっち付かずなんですよね。
訴えたいテーマをより広く伝える為に娯楽の体裁をとるのか、または娯楽の隠し味に苦いテーマを使うのかが中途半端。
もっとも全てにおいてそうなんですがね。
脇役の描き込みも、仕掛けの処理も。ゴチャゴチャ詰め込み過ぎでバラバラです。印象的なシーンになるべき場面も、直前のタメの無さで流れてしまいます。
もっと面白い作品になる筈なんですがねぇ…?それでも上達はしてるかな、と偉そうに?
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