
『闇の歯車』
講談社文庫
平成21年9月27日読了
偶然同じ飲み屋の常連になった四人の男たちが、それぞれの事情からある犯罪計画に引きずり込まれていく。
彼らを誘い込んだ男は凄腕で、犯行は成功したかに思えたが…と言うお話。
コレを原作に現代劇も可能だな…と思いつつ読んだのですが、自分の思い違いに気が付きました。
考えたらなんら斬新ではないんですよね。もちろん先が読めてつまらないなどと言うコトはなく、面白いのですが。
いやむしろ非常に面白い。
展開に奇をてらったところが無いだけに(しかし充分にサスペンスとしても楽しめる)、人物描写などがシッカリしていないとトンだ駄作になるところですが、本作はソレがキチンとしています。故に安心して読めます。
原作にして現代劇を、という考えが間違いだとしたのはコレが理由です。
別に現代劇だから不適というのではなく、主眼が犯罪計画その他にズレる危険性が有るから改変はすべきではない、と思ったんですよね。やるのなら映画かなぁ、黒澤明ばりの演出で。
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