
『闇の梯子』
文春文庫
平成21年1月25日読了
悪くは無いけどやはり初期の作品は辛い。
町人モノは(社会派リアリズムという用語が正しいかは判りませんが、その臭いがプンプンして)コレでもかと陰気な気分にさせられます。そして暗いだけで救いが無い…別に無くても良いんですが、そういう時期の作品だと知らないで読むと陰惨な気分にさせられます。
武家モノも収録されていますが、コチラは娯楽性の欠片が見られます。ただしまだ充分にこなれていないので食い足りない気分にさせられたりもします。
文庫で適当にパラパラと読み漁るのも楽しいのですが、発表順に纏められた全集で変貌していく様を味わえたら違った楽しさがあるかなと思わせられました。もっとも編集が難しいでしょうけどね、長期に渡る連作なんか入ってたりしたら。
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