
『昼顔』Belle de jour
訳:堀口大學
新潮文庫
平成24年5月25日読了
スケベ心からの発言と言われても否定はしないが、いずれにせよ肝心な場面が一切描かれていないので迫力不足は否めない。
それだけではなくヒロインの肉欲についてや、それを渇望する原因に関しても触れていないので正直退屈ですらある。
いっそのことポルノとして仕上げてしまったら傑作になったんじゃないか?そうする度胸が無かったのか、表現力に自信が持てなかったのか判らないが惜しいコトをした。もっともポルノとして傑作になっていたら広く読まれたかは推して知るべしだが。
映画化してしまえば原作(即ち本書)のようにお高くとまった観念的な言葉の羅列から解放されてよりテーマをしっかりと追究出来るのではないかしらん?とも思うが、映画化作品を未見なんでナンとも言えません。
PR