『一命』
講談社文庫
平成25年1月18日読了
以前に読んだ歴史小説は僕の予備知識が不足していて楽しめませんでしたが、時代小説の本書は非常に面白く読みました。
「異聞浪人記」と「拝領妻始末」は映画化作品も観たくなりました。
もっとも後者は一度観ておりラストシーンの荒涼とした景色は今でも覚えています…三船敏郎がカッコイいんだよなぁ。前者は小林正樹、橋本忍、仲代達也だそうで…並木座やらでやってたかなぁと。
それはそれとして。
自分勝手な正義を振りかざす“世間”を痛烈に批判する「高柳親子」は発表当時や現代だけでなく、いつの時代にも通用するんではありますまいか?
藤沢周平ごっこも結構ですが、こういうタイプの時代小説ももっと出て来て然るべきではないかしら?
僕の知らないだけならば、志を喜びつつ無知を謝罪しますが。
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