『スペードの女王 ペールキン物語』
訳:神西清
岩波文庫
平成25年1月10日読了
名前が知られているからというだけの理由だけで手に取ったが、意外や面白かった。
『スペードの女王』は思っていたのと違いロシア遠征中のナポレオン軍が舞台かと思い込んでいたので最初は勝手が違い戸惑ったが、それでも引き込まれた。
目的の為なら手段を選ばない、というか正当化する主人公の態度はラスコーリニコフを思いださせられる。
ラストについては解釈が別れるところだろうし僕自身の中でもモヤモヤしているが、時々思い返しては考えてみるのも楽しそうである。
『ペールキン物語』は時にO.ヘンリのようでもあり、純粋に楽しめる。
ロシア文学の入門編としては本書が最適なんじゃないかしらん?
ドストエフスキーはきついもの。
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