
『夢の女・恐怖のベッド 他六篇』
訳:中島賢二
岩波文庫
平成21年3月28日読了
全くの無知でお恥ずかしい限りですが、著者はディケンズと同時代の人気作家だそうで、推理小説の太祖とも言える存在だそうです。そう言われてみれば確かにソレらしい仕掛けは有りますが、謎解きとかスリルなどが盛り込まれているという程度で今日の推理小説を期待してはいけないでしょう。
まぁ期待して読むヒトも少ないでしょうが。
かく言う僕自身が推理小説の愛好者ではないので、むしろこの程度の方が読み易くて良かったです。全体としては他愛も無い粗筋ばかりなのですが、それでも読めてしまうのは多分僕が古い小説を好むからでしょう。
ただ表題作の『夢の女』は怖かったなぁ…嫁姑に絡むのですが、夢は夢でも悪夢です。
【関連作品】
『人間の絆』
特に関連が有る訳でもないのですが、人生の織物に例え禍福の出来事をその模様である…としているのが共通で面白く思いました。
まさかモームがパクったんじゃないよね、と小さいことを言ってみたりして。
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