
『落日の宴 勘定奉行川路聖謨』
講談社文庫
平成20年3月12日読了
ザドルノフ『北から来た黒船』の日本側からの視点が欲しくて同時期に読み始めましたが、テンポが違い先に読了しました。比較は後日ザドルノフの感想で触れるコトとして、今回は単品として感想をば。
著者のファンとしては言いたくはないのですが、ほかの歴史小説とはコクが無い感じで残念至極。『長英逃亡』のような緊迫感溢れる外交交渉を期待していたのですが、それ程でも有りませんでした。もっとも期待し過ぎなのかもしれませんが。
ただぼ幕吏として時代に準じた人生には畏敬の念を感じてなりません。決して人材が居なかった訳ではないのだな、と認識を新たにしました。十五代将軍慶喜に対する思いの変転など興味深いし。
大人になってからもう一度勉強すると楽しいかもしれませんね、歴史って。もちろんそれなりの史料を得てこそですが。
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