
『硫黄島からの手紙』Letters from Iwo Jima
監督:クリント・イーストウッドClint Eastwood
主演:渡辺謙 二宮和也 加瀬亮
2006年/アメリカ
新橋文化劇場:平成19年10月22日
まず脚本が中途半端に思えた。手紙の件りは無い方が良かったんじゃないか?少なくとも扱いが中途半端だった。二部作の2作目なので最初を見ていないと判らない部分も有る、と言うのは認められない。ならば「前・後編」にすべきで、そうしないのなら独立した作品としても成立しないといけないのではないか?
お約束な起承転結が欲しい訳ではなく退屈させるなよ、と言う意味で言うのだが演出は平板でメリハリが無く退屈。なんかイーストウッド監督、お疲れですか?と言う感じ。映像技術だけなら格段に上なんだけど、『シン・レッド・ライン』の足元にも及ばないと感じた。
俳優に関して言うと栗林中将はなんか躁病っぽく見えたのだがアレで良いのか。大宮のパン屋である西郷はなるほどアチコチで聞いていた通り良かった。ただし役柄に対して幼い感じがしてならない。もう10年もしたら素晴らしい俳優になるのではないか(と言いつつ年相応の行くなら群を抜いているのではないか)?バロン西は説得力が有ったが少し爽やか過ぎる。伊藤は如何にも演じています、と言う感じでナンとも…。
…などとゴチャゴチャ言いつつ日本人俳優の名前などについて完璧に無知な僕なのですが、一人だけスゴイ!と感動したのが清水でした。他は全て「上手く演じている」のに対し彼だけは「なっている」と言うべき。誰だろう?とエンドロールを見たら加瀬亮で、納得した次第。