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守和の観た読んだ観た

上総屋:飯田守和の感想録ブログです。 (リンク先から徐々に転載もしつつ)アレコレと感想を綴っていきたいと思います。

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コナン・ドイルConan Doyle『シャーロック・ホームズの思い出』The Memories of Sherlock Holmes


『シャーロック・ホームズの思い出』The Memories of Sherlock Holmes
訳:延原謙
新潮文庫
平成23年12月24日読了
やはり面白い。なによりも必ず殺人が起きないのがね、とりあえず殺しとけ!ぢゃねぇ。
興味深いのはホームズの失敗を描く「黄いろい顔」や犯人を捕まえ(られ)ずに終わるモノでしょうか。未読無知の頃に思い描いていた脅威の名探偵ではないのがむしろ楽しいくらいです。
気になる「最後の事件」ですが、なるほど作者がいかにホームズに疲れていたかが窺われて面白い。その直前の「海軍…」が妙に長く二回に分けたのが引き延ばしに感じられたのだが、あぁ勤続披露(即ちネタ切れ)なんだなぁと。
いずれ書かれるべき巨悪モリアーティー教授との対決シリーズの序章である…なら別ですが、単品として読むと「嫌ってくれて結構だゼ」ってな別れ話に思えます。もっとも同時代の読者は予告編としか受け取らなかったんでしょうが。
おかげで更に読めるんだから感謝至極ですね。
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コナン・ドイルConan Doyle『恐怖の谷』The valley of fear


『恐怖の谷』The valley of fear
訳:延原謙
新潮文庫
平成24年3月3日読了
プーヅォ『シシリアン』を思い出したのだが、同じようにしてしまった方がスッキリしたのではないかしらん?
前半では奇怪な事件の謎を解くホームズの活躍を描き、後半は事件のきっかけとなる因縁が語られる…というのはホームズ物の長編ではお馴染みの構成ですが、本作の前半は間延びしている感が強い。後半が独立した作品に直しても良かろうと思われるだけに残念。
ホームズの活躍する前半を長めのプロローグにして“番外編”にした方が作品としては良かったろうに、と(前述『シシリアン』が『ゴッドファーザー』のソレになっています)。
そうは言っても面白いんですがね。

コナン・ドイルConan Doyle『シャーロック・ホームズの帰還』The Return of Sherlock Holmes


『シャーロック・ホームズの帰還』The Return of Sherlock Holmes
訳:延原謙
新潮文庫
平成24年1月25日読了
特に最後に収録された「第二の汚点」の冒頭に作者のホームズ疲れが現れていて面白い。せっかく「空家の冒険」で復帰させたのに一年の連載で終わらせようってんだから。
作品としてはそれぞれ変化を出そうと工夫がされており、ホームズがしてやられ(かけ)たりテキトーにはしていませんが。もっとも熱烈なファンからすれば事件や真相がぬるく思われたりもするでしょうが。

コナン・ドイルConan Doyle『緋色の研究』A study in scarlet


『緋色の研究』A study in scarlet
訳:阿部知二
創元推理文庫
平成23年10月9日読了
僕にとってホームズと言えば、いしいひさいち『コミカル・ミステリー・ツアー』でしかなく、ドラマですらちゃんと観ていませんでした。そんな僕でしたが全くの気の迷いでBBC制作の現代版を観て一気に原作の文庫探しに走りました。いや面白いですね…って、今更ですが。
全くの予備知識の無さが幸いして、前半と後半の大胆な場面転換に素直に驚けました(モルモン教に対する“悪意”にもっと驚いた。コレって当時の認識なのか、著者の偏見なのか、はたまた…?)。いや愉快愉快。残念なのは得意顔で他に勧められないコトですね、むしろ笑われそうだし。
目下の楽しみは原作を全部読んでから保存してある現代版のドラマを観返すコトなのです。

コナン・ドイルConan Doyle『シャーロック・ホームズの叡智』


『シャーロック・ホームズの叡智』
訳:延原謙
新潮文庫
平成24年3月18日読了
本書は新潮文庫のみの存在。紙数の関係で既刊の作品集から邦訳時に除いたものを集めたそうだが、そもそも何故割愛したのか判らん。一冊余計に出して買わせようってんぢゃねぇか?と疑いたくなるんだが。
当然ながら発表された時代がバラバラで、雰囲気が微妙に違う感じです。まぁあまり気にならないというか判らないんですがね。

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