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守和の観た読んだ観た

上総屋:飯田守和の感想録ブログです。 (リンク先から徐々に転載もしつつ)アレコレと感想を綴っていきたいと思います。

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G.ガルシア=マルケスGabriel Garcia Marquez『エレンディラ』La increible y triste historia de la candida Erendira y de su abuela desalmada


『エレンディラ』La increible y triste historia de la candida Erendira y de su abuela desalmada
※著者名及び書名はスペイン語の為、僕の転機は正確ではありません。
訳:鼓直・木村榮一
ちくま文庫
平成27年9月10日読了
残念ながら僕の住む家ではなかった。
乗り損ねたと言うべきか、僕の感性が硬直した、つまりは老いさらばえたと言うべきか。いずれにせよ本書は僕には合わなかった。
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丸谷才一『女性対男性 会話のおしゃれ読本』


『女性対男性 会話のおしゃれ読本』
文春文庫
平成28年3月29日読了
惚けた味わいで、これこそ丸谷才一を読んでいるのだなと楽しめた。好みで言うと会話に構成する為にチョイと無理が感じられなくもなく、やはり語りかけてくる普段の形の方が楽しいのだろうが。
冒頭の-まえがきにかえて-は今となっては不要ではないか?楽しい会話を生むのは男の責任みたいな書き方は納得出来ない。そもそも書いたのが誰だか判らなくなってるし…もっとも出版当時は違ったろうが。
もっとも古い本なだけに、その楽しみも有る。バレンタインデーについての解説では男女の間で贈り物をする云々、まるで史料だよな。

丸谷才一『袖のボタン』


『袖のボタン』
朝日文庫
平成28年3月29日読了
著者のエッセイは大好きで、書店で見掛けると無条件で手にとっており毎回外れなく楽しんで来た…が、本書は残念だった。解説で称えている「丸谷さんのエッセイにはほかにない独特の爽やかさが漲っている」「瀟洒な手つき」は本書では見られないと思うんですけどね。
カバー裏の内容紹介で「石原都知事にさからう」と言うが、それよりもネチネチと安倍首相(第一次)に絡んでいる辺り、陰湿で嫌な舌触り。文体も従来の余裕が感じられず、読んでるウチに眉間に皺が寄り猫背になってしまいそうだった。
穿った見方をすれば初出掲載の新聞が悪い支配を仕掛けて来たんじゃないか、なんてさ。

若山牧水『新編 みなかみ紀行』


『新編 みなかみ紀行』
編:池内紀
岩波文庫
平成28年4月1日読了
歌人による格調高い紀行文集…かと思い背伸びしたつもりで手に取ったのだが、まるで違った。
まさに我々と同時代人ですよ。
もちろん旅の支度は草鞋履きだったりセルの着物だったり、移動は汽車やら馬車だったりと違ってはいるが、その気分は全くもって一緒に歩いている感じ。文体が現代的というのも有るのでしょうが。
それにしても田舎の温泉宿で不快な目に遭ってみたり、自殺願望のある“賞金首”と間違われてみたり、愉快ですなぁ…もちろん対岸の火事だけどね。

エリック・アンブラーEric Ambler『夜来たる者』The night-comers


『夜来たる者』The night-comers
訳:瀬田貞二
ハヤカワポケットミステリー362
平成28年4月5日読了
非常に面白かった。さすが“僕の”アンブラーだぜっちゅう感じです…そりゃ言い過ぎだけど。
東南アジア某国でのクー・デタを舞台にしているのですが、物語として完成しているので発表当時にどれだけの迫真性が有ったのかと。もっともしっかりとした"物語"なだけにフィクションと済まされていたかもしれませんが…フィクションなんだけど。
解説でも触れていたが、読みながらグリーンの『おとなしいアメリカ人』を思い出した。本書の中のスパルト少佐を主人公にした作品を、誰か書きたくなるだろうなぁ、僕だって読んでみたい。もっとも開高健が『…の闇』で『おとなしいアメリカ人』のキャラクターを使ってるんで、やり辛いかもなぁ。
タイトルの由来が判ると物語の深みが増し、作者への尊敬の念も増そうと言うものです。その辺りは是非ご一読を、としか言いようがありませんが。
ところでヒロインの父親が死んだのは日本軍の捕虜収容所だった、というのは説明を簡単に済ます為の嘘で、真相は違う。反乱軍に言わせると旧宗主国であるオランダを追い出したのは日本軍であり、今の政権は権力を掴み易い場所に居合わせたに過ぎない存在である…などは、フィクションとは思えないリアルさではないか。特に前者など国内の複雑な事情から“死人に口無し”とばかりに全て日本軍のせいにしていたら次の世代がそれを真実と思い込んで…なんて、怖過ぎるって?

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