『袖のボタン』
朝日文庫
平成28年3月29日読了
著者のエッセイは大好きで、書店で見掛けると無条件で手にとっており毎回外れなく楽しんで来た…が、本書は残念だった。解説で称えている「丸谷さんのエッセイにはほかにない独特の爽やかさが漲っている」「瀟洒な手つき」は本書では見られないと思うんですけどね。
カバー裏の内容紹介で「石原都知事にさからう」と言うが、それよりもネチネチと安倍首相(第一次)に絡んでいる辺り、陰湿で嫌な舌触り。文体も従来の余裕が感じられず、読んでるウチに眉間に皺が寄り猫背になってしまいそうだった。
穿った見方をすれば初出掲載の新聞が悪い支配を仕掛けて来たんじゃないか、なんてさ。
PR