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守和の観た読んだ観た

上総屋:飯田守和の感想録ブログです。 (リンク先から徐々に転載もしつつ)アレコレと感想を綴っていきたいと思います。

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バロネス・オロツィBaroness Orczy『隅の老人の事件簿』The casebook of the old man in the corner


『隅の老人の事件簿』The casebook of the old man in the corner
訳:深町眞理子
創元推理文庫
平成26年9月12日読了
最終話のけたぐりっぷりは見事だし心惹かれる展開ではあります。
しかしそこに至る為の道のりは遠かったと言わざるを得ない。全くもって詰まらないというね…。
ところで本書は"シャーロック・ホームズのライヴァルたち"と銘打たれた作品の一つですが、どうなんですかね?
個性的なキャラクターを求めるばかり、行き過ぎてしまった作品のーとつとしか思えないんですけど。こうなるとホームズって相当の変人だけど変人どまりなのが魅力なんだろうなぁ、と感心しきりでありますな。
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スタインベックJohn Steinbeck『ハツカネズミと人間』Of mice and man


『ハツカネズミと人間』Of mice and man
訳:大浦暁生
新潮文庫
平成26年9月13日読了
切なくて良い作品だった。纏わりついてくる疲れとか自身の無力さとかがナンともね、心が沈むというよりは不思議と静かになる感じ。
ガキの頃ならそこに何か怒りを見出したかもしれないが、それのない辺り僕も老いたというか…うーん。
作者の代表作としては作家人生の前半に書いた長編が上がるのでしょうが、個人的には本作を推したいところ。有名どころの『エデンの東』なんかはイマイチに思えたしね。この年になって読むと違うのかもしれませんが。

フレッド・カサックFred Kassak『殺人交叉点』Nocturne Pour Assassin


『殺人交叉点』Nocturne Pour Assassin
訳:平岡敦
創元推理文庫
平成26年9月8日読了
なんというか収録された二作品とも小手先の感が否めない。
悪いとまでは言わないが、もう少しトントンと進めて軽くした方が良かったんじゃないかしらん。

宮尾登美子『菊亭八百善の人びと』


『菊亭八百善の人びと』
新潮文庫
平成26年8月29日読了
仕方のないことかもしれないが、もう少し往時の情報が欲しかった。戦後の話は知っているつもりでも知らないことばかりだもんなぁ。もっとも発表当時に対象とした読者層やら作者にとってはうるさくなったかも知れないけど。
料理そのものの話や料亭については山崎豊子の船場モノ(というべきか)では読んでいたが、江戸のは知らなかったので随分と違うものだなと興味深かった。作者の資質やらも有るだろうけど。
終盤のややこしい人間ドラマももう少し薄くして欲しいし、とは個人的な好みですけどね。

山手樹一郎『崋山と長英』


『崋山と長英』
春陽堂-山手樹一郎長編時代小説全集4
平成26年8月20日読了
お約束的な展開の、どれも似たような作品ばかりと思われる作者にとって本書こそ代表作とすべきではないかしらん。売れ行きの多寡は判らないけど。
同じく長英を描いた吉村昭『長英逃亡』などとは雰囲気がまるで違い、作者の心情が多々読み込めて面白い。もっとも舞台とした時期が違うから雰囲気も変わろうが。
併録の「天保の鬼」と時代がさかのぼる並べ方も効果的で、過酷なその後を知ってから、その前の比較的平穏な描写を見るとより効くんだよなぁ、韓国映画の『ペパーミント・キャンディー』もそうだったけど。。

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