
『生存者』Alive-The Story Of The Andes Survivours
訳:永井淳
新潮文庫
平成19年1月11日読了
高校時代から興味を持ちつつ何故か読まずに来た本書をやっと読みました。果たして当時読んだ方が良かったのか、今で良かったのかは判りませんが、まぁ読んでよかったかな?と。
ただ無理な話でしょうが、事故後三十年を経た現在の視点から増補版で読みたかったのも確かです(一番の妄想だと吉村昭の筆で読みたかったんですが)。
事件が起きて直ぐくらいに当事者から直接話が聴けるのは取材としては最高の条件なのでしょうが、あまりに苛酷かつ凄惨だったこの出来事については逆効果だったように思えました。
生存者たちの今後の人生への影響や死亡者たちの遺族の感情を考えれば、極限状況下で剥き出しにされた人間の醜さ(または精神状態)などは描き辛い…というのは判ります。しかし一読者として無責任に言わせて貰うと、チと食い足りませんでした。
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