
『お菓子と麦酒』Cakes and Ale
訳:厨川圭子
角川文庫
平成21年2月7日読了
今は亡き“偉大なる”小説家の“偉大なる”伝記を書かせたい未亡人とソレを書きたいスター作家が、二人の知らない“偉大なる”作家の前半生を知る「わたし」に協力を求めてきた。二人が特に懸念しているのは前妻のロウジーのコトのようで…ってなお話です。
珍しく内容紹介なんかしてみました。
訳者後書によると脂の乗り切った時期にのびのびと書かれた作品とのコトですが、僕としてはちょいと書き飛ばしかな?と。
面白い皮肉は随所に見られますし、発表当時は更に登場人物のモデルは誰かと話題になったそうですが、所詮その程度ではないかしらん。読み辛いんですよね、構成に気が利いていないので。
確かにロウジーの人物造形は見事で印象に残るヒロインではありますが、ならばもっと彼女を中心にしてくれても良かったのではないかと思わなくもありません。まぁ今更言っても始まりませんが。
【関連作品】
『人間の絆』
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