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守和の観た読んだ観た

上総屋:飯田守和の感想録ブログです。 (リンク先から徐々に転載もしつつ)アレコレと感想を綴っていきたいと思います。

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『中谷宇吉郎随筆集』


『中谷宇吉郎随筆集』
編:樋口敬二
岩波文庫
平成25年4月1日読了
著者は雪と氷の研究者だそうで、なるほど関連するテーマが多く楽しめました。専門用語が多少でも入ると門外漢としては判りにくくなりますが。
その他にも南画や寺田寅彦についてなど興味深い。なによりも行船公園で偶然目にした“災害は…”の言葉は随筆に書かれたものではないというのが印象的でした。あぁだから碑文に出展のようなモノが書かれていなかったのだなと。
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永井荷風『おかめ笹』


『おかめ笹』
岩波文庫
平成24年7月31日読了
たまには良かろうと手に取ったのですが、最後には読みふけってしまいました。いやぁ下らないよなぁと。
登場人物をもっと醜悪に戯画化しているのかと思いきやさほどでもなく、むしろ今からすれば大人しい位です。ドタバタとした笑える場面もサラリとしており軽やかだなぁと。
ただラストはどうなんですかね、全てが上手く行くのは怪しい。実はあの後に好事魔多しと主人公が躓いたりするんじゃないかなんて?
意地が悪いかな。

貫井徳郎『慟哭』


『慟哭』
創元推理文庫
平成18年11月2日読了
面白いと言えば非常に面白いが、つまらないと言えばムチャクチャつまらない、一言で言うと勿体無い作品。
連続幼女誘拐殺人事件を追う警察側と、心に穴の空いた男の魂の遍歴(で良いのか?)が交互に語られていくのですがその二つの道が最後に出会い驚愕の結末に…ってのは確かにそうです。仕掛けには正直驚きました。
パズル好きな読者ならオチは読めたんじゃいか?なんてのは別にして、僕が不満に思うのは描写の薄さです。
もっと人物が深く描き込まれていれば更に絶叫したくなったのでしないかと残念でなりません。
作者は当時25歳でコレがデビュー作だったそうですが、40歳を越えた辺りで書き直してくれないか…と期待していたりして。
(謎解きパズル小説の方向に走ってしまっているのだとしたら僕とは無縁の世界なのでドーでも良いのですが)

野上豊一郎『クレオパトラ』


『クレオパトラ』
丸岡出版社
(参考:昭和16年12月5日初版発行)
平成19年7月7日読了
主役のクレオパトラが出てくるまでが長いんですが、実質は短編集なので許容範囲でしょうか。
個人的には知識が無い時代と人物を扱っているので、なかなか判り辛いのですがそれでも面白く読めました。思うに現地の遺跡を実際に訪れた筆者の、独自の解釈で描いているのが要因かと思われます。
ちなみに筆者は作家野上弥生子の夫で英文学者、また能楽研究の権威でも有ったそうです…で、なんでエジプトなのよ?と思わなくもないんですが。

西丸與一『続法医学教室の午後』


『続法医学教室の午後』
朝日文庫
平成20年10月19日読了
知らない世界を覗いてみたいと思うのは誰にでも有る好奇心ですが、前作はともかく本書はソレを満足させてくれません。
言葉は悪いですが「典型的大学教授」の文章で、その鼻につくお高くとまった文章は世間を見下しているのが露骨に出ていて気分が悪くなります。面白い筈のネタも、その臭気で腐っています。

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