
『慟哭』
創元推理文庫
平成18年11月2日読了
面白いと言えば非常に面白いが、つまらないと言えばムチャクチャつまらない、一言で言うと勿体無い作品。
連続幼女誘拐殺人事件を追う警察側と、心に穴の空いた男の魂の遍歴(で良いのか?)が交互に語られていくのですがその二つの道が最後に出会い驚愕の結末に…ってのは確かにそうです。仕掛けには正直驚きました。
パズル好きな読者ならオチは読めたんじゃいか?なんてのは別にして、僕が不満に思うのは描写の薄さです。
もっと人物が深く描き込まれていれば更に絶叫したくなったのでしないかと残念でなりません。
作者は当時25歳でコレがデビュー作だったそうですが、40歳を越えた辺りで書き直してくれないか…と期待していたりして。
(謎解きパズル小説の方向に走ってしまっているのだとしたら僕とは無縁の世界なのでドーでも良いのですが)
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