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守和の観た読んだ観た

上総屋:飯田守和の感想録ブログです。 (リンク先から徐々に転載もしつつ)アレコレと感想を綴っていきたいと思います。

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陳舜臣『枯草の根』


『枯草の根』
講談社文庫
平成25年1月27日読了
天才的犯罪者やら超人的探偵が出て来ないのは好感が持てるし、処女作という点も考慮しますが、それにしても甘い。
人物像やら語り口やら仕掛けもまた磨き込まれていないと言うか、作者のギラギラした熱意が感じられないと言うか?
著者の作品をあれこれ読んだ者としては、その温さが味わいと思いますが本作については食い足りない。
ちなみにカバーの紹介ではチェスタトンの探偵小説十戒に有る「中国人を出してはいけない」に挑戦して云々していますが、表面的だねと。
あれは当時の欧米人にとって中国人と言えば超人的なイメージがあり不可能を可能にしてしまえるから、であり今なら超能力者や宇宙人に近いだろうと。
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陳舜臣『五台山清涼寺』


『五台山清涼寺』
集英社文庫
平成24年10月7日読了
あとがきに史実からの「匂い」が原点であるが、思いつきな感じは否めない作品集。
中国における職人や芸人を主人公にしている辺り他では得られない世界ではありますが、個人的な思考としてはもう少し味付けが濃い方が良かった。
それでも面白いんですけどね、誰かこれを原作にナニか…なんて期待してみたりして。

陳舜臣『小説マルコ・ポーロ中国冒険譚』


『小説マルコ・ポーロ中国冒険譚』
文春文庫
平成24年6月4日読了
氏の作品の感想を書くと毎回同じようになるのだが、本作も悪い意味で育ちが良い。目の前の場面をもう少し盛り上げて欲しいのに、作者の意識は先に行ってしまっている感じである。
構成や場面転換などは読み手を意識して(そりゃそうだ)くれてるのになぁ。
不満の一つとしてはマルコ・ポーロの扱い。目撃者、傍観者に留めるか、逆に激しく動かして欲しかった。確かに歴史上の人物となると好き勝手にやり過ぎるのは…と思いますが、しかし実在を疑う意見すら有る人物だけに自由にして良かったんじゃないかしら?
最後にもう一つ。ライオンの吠え声ですが、迫力不足ではありますまいか?僕も動物園で聴いたに過ぎませんが、あれは声というより雷鳴で身がすくんで動けない迫力です。
その辺りの描写をくどいくらい書き込んであると…あ、最初に戻っちゃった?

陳舜臣『聊斎志異考』


『聊斎志異考 中国の妖怪談義』
中公文庫
平成23年10月31日読了
氏の語りも悪くはないのですが、残念ながら手元に『聊斎志異』(角川文庫版)が有るもんでちょっと外した気分です。もちろん理解しきれない部分も有るのですが幸いにして元を読めるのだからそっちを読むべきだろうと自分に言い聞かせてしまいました。

陳舜臣『妖のある話』


『妖のある話』
中公文庫
平成23年1月15日読了
苦手な女性描写の練習に…と始めたものの他の仕事の為に中断してしまうくらいですから、まぁ出来は推して知るべし。気軽に読めるエッセイでした。
それにしてもさすが中国、いろんな奴がいるもんだ…。

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