忍者ブログ

守和の観た読んだ観た

上総屋:飯田守和の感想録ブログです。 (リンク先から徐々に転載もしつつ)アレコレと感想を綴っていきたいと思います。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

陳舜臣『続・中国任イ夾伝』


『続・中国任イ夾伝』
文春文庫
平成28年3月3日読了
面白いのは確かだが、前作に比べてやや小ぶりな印象。まぁ前作は壮大に過ぎるとも言えるので、より身近な印象ではあるけれど。
「虎穴に入らずんば」は西域に生きた班超を描いた作品だが、偶然にもつい先日に読んだ井上靖「異域の人」でも主役であり楽しく読んだ。元の史料が少ないのか両者にあまり違いがない…とも言えるが、やはり作風の違いは結びに現れていて興味深かった。
どちらが好みかと問われると選べないなぁ。
【関連作品】
『中国任イ夾伝』
PR

陳舜臣『中国任イ夾伝』


『中国任イ夾伝』
文春文庫
平成28年2月26日読了
単なるヤクザものとしてではなく、歴史小説としても面白かった…と言うか、作者に言わせればそんな小さなモノではないのだが。長さも丁度よく心地良く読めるのは作者の持ち味ですね。
任侠というと邦画の影響でかソレ系のイメージがわきますが、各話の主人公は日本で言うところの“義”に殉じた、またはその覚悟で生きた人たちなのですね。まぁ時代からしてソレ系の方々が多いのですが。
それにしてもよく記録が残って居たもので、司馬遷万歳!と叫びますよ。

陳舜臣『ものがたり水滸伝』


『ものがたり水滸伝』
朝日文庫
平成25年12月1日読了
あっさり帰順したりと解せないと言うかご都合主義に思える展開が多いが、まぁ大衆に受け入れられたネタを繋げて仕上がってきたのだと考えれば当然か。
まぁ判り易いダイジェストなんだから目立つのかもしれませんが。
面白かったのは『紅楼夢』との関係で、なんだか『仮名手本忠臣蔵』と『四谷怪談』がリンクしているのと似たりで面白かった。むしろ『紅楼夢』が読みたくなったりして。

陳舜臣『珊瑚の枕 風雲少林寺/幻夢秘宝伝』全2冊


『珊瑚の枕 風雲少林寺/幻夢秘宝伝』
新潮文庫
平成25年11月14日読了
スケールの大きさは著者ならでは、しかし一方でそれが取り留めも無く広がって行き尻すぼみな印象を与えるのもまた著者ならでは。
そういう意味では“らしい”作品です。
明末にして徳川初期を舞台にしてそれぞれの理想の王国を作るべく蓄えられた財宝を求めて様々な勢力の思惑がうねる中、少林寺の修行僧(といっても脱走した)である主人公が来日して…と粗筋だけなら文句なし。
ただねぇ、あれもこれもと詰め込み過ぎて勿体ない。素材をつまみ食いして片端から捨てている感じです。山場にしても迫力不足。
最後の台湾についてなどは蛇足にしか思えないのですが、そこでもまた話を広げ続けると言う…有る意味潔いとも言えますが。

陳舜臣『方壺園』


『方壺園』
中公文庫
平成25年6月20日読了
毎回同じような感想になってしまいますが、やはり短篇だよねと思います。長いとだれちゃってね、氏の作品に限りませんが。
特に表題作がそうなのですが、知的遊戯として面白いです。ただそれはパズルとしての、ではなく学識(というと思くなりますが)の本棚から面白そうなネタを出して来て遊ぶ、と言う意味です。妙に不気味な設定にしていないので楽に楽しめます。
…褒めてるようには思えないかなぁ。

カレンダー

01 2026/02 03
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28

ブログ内検索

最新コメント

プロフィール

HN:
上総屋:飯田守和
性別:
非公開

フリーエリア

バーコード

P R