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守和の観た読んだ観た

上総屋:飯田守和の感想録ブログです。 (リンク先から徐々に転載もしつつ)アレコレと感想を綴っていきたいと思います。

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陳舜臣『竹におもう』


『竹におもう』
徳間文庫
平成23年5月3日読了
あれこれと楽しく読んだ。
特に美術や工芸に関するものは類書が無く貴重な勉強をさせて頂いている気分にもなる…と言っても姿勢を正すなどしていないが。困るのは舞台として度々登場する西域に出掛けてみたくなることくらいか?
ひとつだけ異論を唱えたいのは味覚についてだが、これは育ちが関東と関西で異なるのだから仕方が無い。
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陳舜臣『獅子は死なず』


『獅子は死なず』
講談社文庫
平成23年6月1日読了
短編集だが作者の顔の出し方で出来が左右されるのは毎度のコトでしょうか?随筆に近いと楽しいんですよね、物語を聴いているようで。そういう意味では特に前半が印象的です。特に作者の推理(推測ではなく、もう少し自由に)が入る辺りは知的遊戯と言うように。
氏の長編となると読んでいないので判りませんが、少なくとも短編としてはスケールが大きくなると持て余すように思えるのは残念で、表題作がやや食い足りない気がしました。
個人的には近現代の、特に神戸などを舞台にした推理“風”が好ましいのですが。

陳舜臣『杭州菊花園』


『杭州菊花園』
徳間文庫
平成22年8月10日読了
どんなものでも執筆にはそれなりの労力が必要だとは思いますが、本書は軽やかな語り口で読書と言う行為をゆったりと楽しめました。敢えて言うなら肩肘を張り力瘤を作って青筋を立てて作り込んだ小説ではなく、のんびりとお茶とともに楽しむ読み物とでも言う感じでしょうか。
なんとなく話し上手な知り合いのおじさんに煙に巻かれている気がさせられなくもないのですが、ま、それはそれで愉快な夕べでありましょう。

陳舜臣『中国工匠伝 景徳鎮からの贈り物』


『中国工匠伝 景徳鎮からの贈り物』
新潮文庫
平成年11月6日読了
やはり力の入れ加減が絶妙で、リラックスして読むには最適の一冊。解説にあるようにほとんどの作品の冒頭に作者と思われる“私”が登場し、親しく語りかけてくるのが巧妙な仕掛けなのではありますまいか?…巧妙と言うとややいやらしい響きが有りますが、他に言葉を知らないので。
印象に残ったのは作品を作る際には自分の中に“沸きかえるような熱”が出てくるのを待つという件で…と言う話をすると、サボってる言い訳としか思われないんだろうなぁ。

陳舜臣『クリコフの思い出』


『クリコフの思い出』
新潮文庫
平成年10月31日読了
コース料理のようにアレコレと入っていて美味しかったが、やはり僕が求めるのは昭和初期の神戸を舞台にした作品ですね。ミステリーのようだし歴史秘話のようでもある、で面白い。他の人の筆だともう少し嘘臭くなったりするのでしょうが、このあたりの描写というか筆使いが凄い。
もっとも歴史を扱ったモノは好もしくてならないのですが。

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