
『海に住む少女』L'enfant de la haute mer
訳:永田千奈
光文社古典新訳文庫
平成24年6月27日読了
著者の名前を初めて知ったのは高橋葉介『真琴グッドバイ』の中ででした。その時はあまりにも葉介の作品世界に合っているのでフェイクかと思っていましたが、数年前に新聞でも目にして実在するのだと知りました。そして今回一読して感じたのは、葉介も好きなねだろうなぁと…今更ですが。
作品を紹介するならば…なんとも言いようが有りません。訳者もあとがきで魅力をどう紹介したものか困ってしまうと明かしている位ですから、僕が言えるのは読んで下さいだけでしょう。どれも短いしね。
好きなのはまず表題作。不思議な世界の情景を描写しているうちに切ない最後に至ります。そりゃ真琴ならずとも絵に描きたくなりましょう(冒頭参照)。
多分思春期の少女を描きドキっとさせられる「バイオリンの声の少女」と、早い展開に葉介を思い出す「足跡と沼」も印象的でした。
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