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守和の観た読んだ観た

上総屋:飯田守和の感想録ブログです。 (リンク先から徐々に転載もしつつ)アレコレと感想を綴っていきたいと思います。

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コナン・ドイルConan Doyle『ドイル傑作選Ⅲ―恐怖編―』


『ドイル傑作選Ⅲ―恐怖編―』
訳:延原謙
新潮文庫
平成24年12月31日読了
やや反則気味の作風はホームズ物と同様で、それもまた味わいか…とは好意的な見方ですが。
オチが読めるのも同様ですが、まぁそういう読み方は楽しくなく作者に乗っかっておくのが得策でしょう。
非常に甘い採点かもしれませんが、作風が肌に合うか否かです(それを言ったらオシマイですが)。
僕としては好意的に読めましたが、さて仮に合わないとしたら…最悪でしょうね。
ヒッチコックの『鳥』同様に“恐怖”の正体を謎のままにしているのが特に賛否が別れるんじゃないでしょうか?
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コナン・ドイルConan Doyle『シャーロック・ホームズの事件簿』The Case-Book of Sherlock Holmes


『シャーロック・ホームズの事件簿』The Case-Book of Sherlock Holmes
訳:延原謙
新潮文庫
平成24年3月17日読了
目先を変える為にか書き手がワトソンではなく、ホームズ自身だったり三人称を用いたりしていますが、やはりワトソン筆こそが面白さなのだと納得させられます。
ホームズの一人称では読み物としての面白さに欠け、三人称は寂しい(エピローグ的な一作では非常に効果的でしたが)。
ただそれが同一人物によるとなると、書き分けが達者だと感心しきり。例外が例外として少なくて良かったなぁ。
作品の評価としては玉石混交でしょうが、個人的には型がバラバラなのが愉快でした。22世紀にでもなれば多少はリアルであろう、当時としてはヤッチマッタ「這う男」や、発端で掴みつつ結末では放り出す「ライオンのたてがみ」などはミステリーの枠を破る愉快さでした…それだけ、なんですがね。

コナン・ドイルConan Doyle『四つの署名』The Sign of Four


『四つの署名』The Sign of Four
訳:延原謙
新潮文庫
平成23年10月28日読了
非常に面白く読みました。後半で世界史の授業で学んだ大事件が舞台になっていたのには仰天しました。なにしろ同時代の大事件だったろうとは思いますがそれを盛り込んでいたとは…もっとも僕の頭の中で望月三起也『秘密探偵JA』の絵が浮かんでいたのですが。
ロンドンの路地裏を虫めがね片手にパイプをくわえて、なんて考えていましたがスケールの大きい小説だったんだなぁ。

コナン・ドイルConan Doyle『シャーロック・ホームズ最後の挨拶』His last bow


『シャーロック・ホームズ最後の挨拶』His last bow
訳:延原謙
新潮文庫
平成24年3月11日読了
「ボール箱」は発表当時は衝撃的だったんでしょうが、優れて今日的だよなという印象。むしろ表現が抑制されており下品に堕していないのが良いですね。
三人称での「最後の挨拶」はまさにシリーズのエピローグとして面白かった。引退して以降について触れられているのも興味深いが、やはり三人称なのが良い。
自分で調べれば楽しいのだろうが、ワトソンによる発表時期と事件の発生年代を並べた資料が有れば楽しかろう。現役時代か引退後か、なんて。

コナン・ドイルConan Doyle『シャーロック・ホームズの思い出』The Memories of Sherlock Holmes


『シャーロック・ホームズの思い出』The Memories of Sherlock Holmes
訳:延原謙
新潮文庫
平成23年12月24日読了
やはり面白い。なによりも必ず殺人が起きないのがね、とりあえず殺しとけ!ぢゃねぇ。
興味深いのはホームズの失敗を描く「黄いろい顔」や犯人を捕まえ(られ)ずに終わるモノでしょうか。未読無知の頃に思い描いていた脅威の名探偵ではないのがむしろ楽しいくらいです。
気になる「最後の事件」ですが、なるほど作者がいかにホームズに疲れていたかが窺われて面白い。その直前の「海軍…」が妙に長く二回に分けたのが引き延ばしに感じられたのだが、あぁ勤続披露(即ちネタ切れ)なんだなぁと。
いずれ書かれるべき巨悪モリアーティー教授との対決シリーズの序章である…なら別ですが、単品として読むと「嫌ってくれて結構だゼ」ってな別れ話に思えます。もっとも同時代の読者は予告編としか受け取らなかったんでしょうが。
おかげで更に読めるんだから感謝至極ですね。

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