
『ルワンダの涙』Shooting Dogs
監督:マイケル・ケイトン・ジョーンズ
主演:ジョン・ハート ヒュー・ダンシー
2006年/イギリス・ドイツ
新橋文化劇場:平成19年6月26日
邦題は鬱陶しいですが、秀作でした。血も涙も無い僕ですらさすがに泣きそうになりましたし、新橋文化では珍しく鼻を啜る音がするという観客の反応が有りました。
ナニよりも実話と言うのが恐ろしい。しかし実話と知らなくても作品としての評価は変らないと思います。
被害者に同情しまくっての独善的な正義を訴える訳ではなく、虐殺する側を責めるでもない。また傍観者とならざるを得ない国連軍の立場もきちんと描いていて、非常に“公平”な作品です。
そしてそれだけに衝撃的に迫ってきます。
不謹慎と取られるかもしれませんが物語として惹き付ける魅力も充分だし、観客を小馬鹿にしたサービスもなく誠実で非常に素晴らしい。虐殺のシーンそのものはリアルに見せていませんがソレがまた効果的であり、良心的な作品とはこういうモノだと思いました。柄にも無く絶賛ですが。
【関連作品】
『ホテル・ルワンダ』監督・脚本:テリー・ジョージ2004年/英・伊・南ア
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