
『トゥモロー・ワールド』Children Of Men
監督:アルフォンソ・キュアロン
原作:P.D.ジェイムズ
主演:クライヴ・オーウェン マイケル・ケイン
2006年/アメリカ・イギリス
新橋文化劇場:平成19年5月31日
邦題(原題もアレですが…)と“SFアクション大作”なんて宣伝の所為で大幅に損をしている作品だと思われます。僕自身、予告編の映像は気になっていたものの多分連れが言わなければ観なかったでしょう。
だけど観て良かった。
導入部分でシッカリと世界観などが伝わってきたのでスンナリと作品に入り込めたのが、まず有り難い。日常的な細かい演出で観客を取り込む辺りは上手いなぁと。もちろん見事なまでに作り込まれたセットも効果絶大なのですが。
また主人公の行動を追い掛けているだけに近い語り口は、ともすれば不親切になりかねないのですが、本作では逆にリアルに迫ってきます。特にクライマックスシーンでの長回しはドキュメンタリーのようでもあり、息を呑む緊張感でした。
夜泣きに苦しめられているお父さん方には申し訳ないのですが、赤ん坊の泣き声の感動的だったコト!…お薦めです。
【余談】
エンドタイトルで原作が女性(P.D.ジェイムズ!)と知って連れが「道理で物語の要所要所に女性が配置されていると思った」と言っていたのは意外でした。僕としてはむしろ“子どもが生まれなくなった世界”という設定でクローンなどの人間製作に行かないのが男ではないなぁと感じていたので。
【関連作品】
『トゥモロー・ワールド』P.D.ジェイムズ
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