
『Jの悲劇』Enduring Love
監督:ロジャー・ミッチェル
原作:イアン・マキューアン
主演:ダニエル・クレイグ リス・エヴァンス
2004年/イギリス
CATV:平成19年2月23日
唐突と言えば唐突に事件に巻き込まれる主人公。音の無いその描写は逆にリアルに緊張感が伝わってきます。多分実際の事件に遭遇している時ってこういう感覚なんではないか?少なくとも思い返すとこうではないか…と言う感じで引き込まれます。
人間に対する見方が冷めた感じのクレイグ(彼の成長物語と言えなくも無い)と不気味な訪問者のエヴァンスが良い感じで、特に後者の気味悪いのに妙に痛々しいのにはなんと言って良いのやら?
細かいところでケチを付ければキリが無い作品ですが、ソレをさせない魅力が有ります。
ちなみに原題をネット翻訳すると“永続する愛”だな…う~ん?
【追記】H20.10.15
本作品をサスペンス映画として観て、否定的な評価をしているブログなんぞを見たのですが、面白いなぁと。筒井康隆の『乱調文学大事典』の中の「異邦人」の項を思い出しました。
ソレはソレとして。
原作者であるマキューアンの小説をはじめて読んだのですが、受けた印象はこの作品のイメージと合っていました。
特に読んでいる最中のフワフワとした、ソレでいて強烈な印象は映画の冒頭の事故のシーンのようで…怖いなぁ。
【関連作品】
『アムステルダム』原作者イアン・マキューアンの作品