忍者ブログ

守和の観た読んだ観た

上総屋:飯田守和の感想録ブログです。 (リンク先から徐々に転載もしつつ)アレコレと感想を綴っていきたいと思います。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ジム・トンプスンJim Thompson『おれの中の殺し屋』Killer Inside Me


『おれの中の殺し屋』Killer Inside Me
訳:三川基好
扶桑社ミステリー
平成22年4月14日読了
一行目からピンと来たのですが、いや面白いのなんの。それにしても1952年の作品とは思えず(もっとも現代の感覚からすると多少テンポが呑気な感じがしなくもない)まるで古さを感じません。むしろ現代的とすら言えるんじゃないかしらん?
どこが…という話をすると所謂ネタばれになりますので言葉を濁しますが、前半で感じた違和感のようなものが、終盤で明らかになる真相により実は周到に計算され構成されていたのではないかと考えさせられます。更に考え込む暇を与えないラストはもう…とにかくお勧めです。
まぁ万人向けではないでしょうけどね、ハイ。
PR

S・ドゥビンスキーStevenDubinsky『デコイ・コップ』DecoyCop


『デコイ・コップ』DecoyCop
S・ドゥビンスキー&L・スタンドラStevenDubinsky & LeoStandora
訳:間庭恭人
ハヤカワ文庫
平成年10月14日読了
冒頭から印象的で、個々のエピソードは非常に興味深い。
惜しむらくはなんとなく現在進行形で中途半端に終わられてしまった感じ。もう少し整理して後日談などを補完してくれると纏まったんじゃないかしらん。
なんとなくケント・アンダーソンの『ナイト・ドッグス』を思い出しつつ読みました。やはり“時代の匂い”というものは有るもので、似たような舌触りかと。
【関連作品】
『ナイト・ドッグス』ケント・アンダーソン:ちなみにコチラはフィクションです。

コナン・ドイルConan Doyle『シャーロック・ホームズの事件簿』The Case-Book of Sherlock Holmes


『シャーロック・ホームズの事件簿』The Case-Book of Sherlock Holmes
訳:延原謙
新潮文庫
平成24年3月17日読了
目先を変える為にか書き手がワトソンではなく、ホームズ自身だったり三人称を用いたりしていますが、やはりワトソン筆こそが面白さなのだと納得させられます。
ホームズの一人称では読み物としての面白さに欠け、三人称は寂しい(エピローグ的な一作では非常に効果的でしたが)。
ただそれが同一人物によるとなると、書き分けが達者だと感心しきり。例外が例外として少なくて良かったなぁ。
作品の評価としては玉石混交でしょうが、個人的には型がバラバラなのが愉快でした。22世紀にでもなれば多少はリアルであろう、当時としてはヤッチマッタ「這う男」や、発端で掴みつつ結末では放り出す「ライオンのたてがみ」などはミステリーの枠を破る愉快さでした…それだけ、なんですがね。

コナン・ドイルConan Doyle『四つの署名』The Sign of Four


『四つの署名』The Sign of Four
訳:延原謙
新潮文庫
平成23年10月28日読了
非常に面白く読みました。後半で世界史の授業で学んだ大事件が舞台になっていたのには仰天しました。なにしろ同時代の大事件だったろうとは思いますがそれを盛り込んでいたとは…もっとも僕の頭の中で望月三起也『秘密探偵JA』の絵が浮かんでいたのですが。
ロンドンの路地裏を虫めがね片手にパイプをくわえて、なんて考えていましたがスケールの大きい小説だったんだなぁ。

コナン・ドイルConan Doyle『シャーロック・ホームズ最後の挨拶』His last bow


『シャーロック・ホームズ最後の挨拶』His last bow
訳:延原謙
新潮文庫
平成24年3月11日読了
「ボール箱」は発表当時は衝撃的だったんでしょうが、優れて今日的だよなという印象。むしろ表現が抑制されており下品に堕していないのが良いですね。
三人称での「最後の挨拶」はまさにシリーズのエピローグとして面白かった。引退して以降について触れられているのも興味深いが、やはり三人称なのが良い。
自分で調べれば楽しいのだろうが、ワトソンによる発表時期と事件の発生年代を並べた資料が有れば楽しかろう。現役時代か引退後か、なんて。

カレンダー

01 2026/02 03
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28

ブログ内検索

最新コメント

プロフィール

HN:
上総屋:飯田守和
性別:
非公開

フリーエリア

バーコード

P R