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守和の観た読んだ観た

上総屋:飯田守和の感想録ブログです。 (リンク先から徐々に転載もしつつ)アレコレと感想を綴っていきたいと思います。

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『ハスラー』The Hustler


『ハスラー』The Hustler
監督:ロバート・ロッセンRobert Rossen
原作:ウォルター・テヴィスWalter Tevis
主演:ポール・ニューマンPaul Newman
ジャッキー・グリーソンJackie Gleason
ジョージ・C・スコットGeorge C.Scott
1961年/アメリカ
V:平成20年1月22日
ガキの頃に『ハスラー2』を観て、ナニがなんだか判らなかった(どうした訳かチンプンカンプンだった記憶しかない)のですが、本編を観て「あぁなるほど」傑作ではあるなぁと。微妙な言い方ですが。
序盤のミネソタ・ファッツと対戦した時は生意気な若僧そのもの、そして最後の対戦での鬼気迫る主人公の変貌振りは素晴らしく、ポール・ニューマンって演技派なのだなぁと失礼ながら再認識しました。
脇役でも主人公を食い物にしようとするギャンブラーを演じたジョージ・C・スコットの邪悪さや最後に細かい表情だけでシーンを完全なモノにしているジャッキー・グリーソンなどなど、良い感じですし。
しかし全体としてはこの作品、どうなんでしょう?
一応ラストに主人公が自分のスポンサーにもなっていたギャンブラーに対して「周囲の人間を食い潰さないと生きていけないなんて、お前の方が負け犬だ」と啖呵を切り、それがテーマのようにも見えます。だけど僕としてはやはり主人公こそが負け犬なんじゃないかと思われるんですよね。
映画の中盤で主人公は恋人に向かって「煉瓦積みでもナンでも一流になればソコに偉大さが…」てなセリフを吐くのですが、そういう意味ではギャンブラーは徹底的に悪党であり、ファッツもまた勝負への執念をもつハスラーです。しかしそのファッツに勝てたとは言え、やはり主人公は徹し切れていない。故に負け犬だろう、と。
捻くれた見方ですけどね。でも負けた方が良い勝負も有るんじゃないか、と肯定的な意味でですけど。
ちなみにエンドロールでジェイク・ラモッタの名前を発見!どうやら冒頭のカモられるバーテンらしいのですが、なるほど『レイジング・ブル』のデニーロそっくりだなぁ♪と…って、逆か?
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『タイ・カッブ』Cobb


『タイ・カッブ』Cobb
監督:ロン・シェルトンRon Shelton
主演:トミー・リー・ジョーンズTommy Lee Jones
1995年/アメリカ
CATV:平成19年4月2日
“球聖”といわれるタイ・カッブを主人公にした作品なのですが、「実話に基づく」なんていって良いのか?と心配になるくらい露悪的かつ下品です。ただそれでも不快にならないのは製作者にカッブに対する悪意が感じられないのとトミー・リー・ジョーンズの演技のなせる業でしょうか?
大言壮語といえばソレまでですが、面白かったセリフは以下(逐語的では有りません)。
「近代野球を作ったのは俺なのに誰も感謝しやがらない!」
「野球をつまらなくしたのはベーブ・ルースの野郎だ!」
「スパイクの歯を研いでいた?バカ言え、錆びてる方が痛いのになんで研ぐ必要が有るんだ」
いやいや対岸の火事としては最高に愉快な爺さんだなぁ。

『鷲の指輪』Pierscionek Z Ortem W Koronie


『鷲の指輪』Pierscionek Z Ortem W Koronie
監督・脚本:アンジェイ・ワイダAndrzej Wajda
主演:ラファウ・クルリコフスキー
アグニェシュカ・ヴァグネル
1992年/ポーランド・イギリス・ドイツ・フランス
V:平成19年12月28日
第二次大戦末期のポーランドの状況と言うものをまるで知らずに見たのですが、ちょいと判り辛いですね。まぁ大体は判ったのですが、むしろ主人公と同じ暗中模索な感じが味わえて良いかな…なんて筈もなし。
途中『灰とダイヤモンド』の名シーンが再現されていたのは嬉しかったですね、勿論知らなくても問題の無い“お遊び”でしたが。
ちなみに最初からそういう画質なのか、録画しておいたビデオテープが劣化しているだけなのかは判りませんが、全体的に滲んだ映像が生々しく、特に冒頭の戦闘シーンはリアルに観られました。

『ワイルドバンチ/オリジナル・ディレクターズ・カット』The Wild Bunch


『ワイルドバンチ/オリジナル・ディレクターズ・カット』The Wild Bunch
監督:サム・ペキンパーSam Peckinpah
主演:ウィリアム・ホールデンWilliam Holden
ロバート・ライアンRobert Ryan
1969年/アメリカ
V:平成20年1月22日
ジックリじわじわと進むので、最近のテンポの速いのに慣れていると時として眠くなりますがハマるとスゴイ作品。ちなみに僕は途中の酒盛り乱痴気騒ぎで意識が遠退きかけました。
西部劇だと思って観始めたのですが、舞台は1913年なんだそうな。つまり第一次世界大戦前夜であり、既に僕なんかのイメージする西部劇の時代は過ぎ去りつつある訳ですね。
しかしまぁ登場人物たちのなんと野獣だこと、素晴らしい程です。一歩間違えると笑っちまいかねませんが妙にリアルなんだよなぁ。
それにしてもペキンパーの作品って『ガルシアの首』などを観ても思っていたのですが、滅び行く黄昏れたオッサンの哀愁がなんとも言えず泣かせますなぁ。時代遅れと判っていても今更生き方を変えられない、とでも言いましょうか。ドスの利いたバイオレンスが目立ちますが、僕としてはむしろ切ない作品かと。

『雪夫人絵図』


『雪夫人絵図』
監督:溝口健二
主演:木暮実千代・上原謙・久我美子
1950年/新東宝
CATV:平成18年12月11日
女性を描いてナンボの巨匠ですが、この作品ではヒロインが生きていないんですよね。
話は肉欲と愛情、欲と金…とカストリ雑誌のネタになりそうな設定なのですが、露骨に描かない演出で最低限救っています。今リメイクしたら“文芸ポルノ”でしょうね、官能美とかナンとか言いつつ女優を剥いちゃうアレ。
しかし個々の登場人物全てに血が通っていないような食い足りない感じがします。他の傑作と比べてしまうのは酷なんでしょうが。

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