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守和の観た読んだ観た

上総屋:飯田守和の感想録ブログです。 (リンク先から徐々に転載もしつつ)アレコレと感想を綴っていきたいと思います。

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子母澤寛『剣客物語』


『剣客物語』
文春文庫
平成27年7月20日読了
表題作は勿論その他の作品も良かった。小説と言うよりは座談とでも言うべきものなのだろうが、それがまた良い。
津国屋を扱った「むかし小判の落葉」は人の世は…などとシンミリと読ませるよなぁ。どうして古臭い作家と敬遠していたのかと自分を責めるね。
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小鷹信光 編『詐欺師ミステリー傑作選』


『詐欺師ミステリー傑作選』
河出文庫
平成27年7月19日読了
一番期待した「ハリイ・ライムの回想」が一番の拍子抜け、と蛇尾の極み。こうなるとオーソン・ウェルズへの評価も下落の一途ですな、そんなに知ってる訳ではないけど。
更に言えば仕掛けを思いついて書いたであろう作品も有り不満は残る。
もっとも何作かは人間的興味を伺わせて良かったが…まぁ傑作選とは言い難いんでないかい。
作品間の短文が一番安定していたりしてね。

子母沢寛『昼の月』


『昼の月』
角川文庫
平成27年7月18日読了
司馬遼太郎のような歴史小説とは別物だと言われそうだが、こういう作品も読まないと片手落ちなのではないかと思った。少なくとも自分の中の佐幕派を発見させてくれた作品である。
漱石の『坊ちゃん』も長じて教わってみれば江戸への鎮魂であり手向けであるし、歴史は勝者のみが語るべきでは無いのだなと沁み沁みと思うね。
中でも一つ、今の時代に当てはまりそうな箇所を備忘として抜いておく。
「なあに思慮まだ定まらねえ幼弱な者ぁいつの世でもそんなもんだ、なんか言うと、後後ひでえ目を見るも気づかずお先棒をかついで大人が思いもしねえような思い切った事をやるものさ。世の中のたががゆるめばゆるむほど、そうなるよ子供ばかりじゃあねえ、大人だってそうなるからね。」

芥川龍之介『地獄変・邪宗門・好色・藪の中 他七篇』


『地獄変・邪宗門・好色・藪の中 他七篇』
岩波文庫
平成27年7月2日読了
非情に、じゃなくて非常に楽しんだ。
それにしても「地獄変」なのだが世間の言うのは違うのではないかと思うんだがなぁ。芸術の為ならば娘すら焼き殺す、と紹介されていたように記憶しているが違うんだよね。
偏屈で癖がある為に嫌われている絵師だが娘だけは可愛くてならない。絵の依頼者である時の権力者がその娘を密かに車に閉じ込めておいて火のがを放った真相で、絵師は悪くあるまい。

ジョイス・ポーターJoyce Porter『ドーヴァー⑧ 人質』Dover and The claret teppers


『ドーヴァー⑧ 人質』Dover and The claret teppers
訳:小倉多加志
ハヤカワポケットミステリー1305
平成28年3月23日読了
読んだのはかなり以前になるが『ドーヴァー1』の衝撃は今も覚えている。物凄く腹黒く笑い転げて続編を探し回ったものだった。
以来数万年の時を超え、偶然手に入れたのが本書である…途中の6作が抜けてるのが惜しいなぁ。もっとも人間関係などに変化は無いらしいのですんなり読めたが。
感想としては「普通」の一言。
勿論悪意のある笑いは他とは違うし、事件の展開や捜査の進展、更に省略による飛ばし方まで独特で面白く読んだのだが、それでも『1』読後の記憶とそれからにより期待は裏切られた感じである。なんか小さくまとまった、と言うか?
いや面白いんですけどね。

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