忍者ブログ

守和の観た読んだ観た

上総屋:飯田守和の感想録ブログです。 (リンク先から徐々に転載もしつつ)アレコレと感想を綴っていきたいと思います。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

山口瞳『礼儀作法入門』


『礼儀作法入門』
新潮文庫
平成27年8月4日読了
昭和40年代の史料として面白く読んだ。串田孫一の名が出て来たのも喜ばしい、いろいろ読んでおくものだなと。
「趣味的なものは他人に贈るな」は基本的に同感で、美術品の類は自分の好みを押し付けるべきではない。ネクタイは男の飾りだから貰うと不快であるというのも全くだ。
ただ一つ声を大にして言いたいのは靴下を贈るは、少なくとも僕には止めて下さいな、先生。いやそれはまず無いけど。靴下は肌着であり、馬に乗る為の鞍のようなものなのだから質感に拘りがある。絹のツルツルしたものなら高級だと喜ぶだろうとか、逆にどうせ消耗品だから我慢するだろうなどというのは不快極まりない。
PR

文藝春秋編『私は見た 決定的瞬間』


『私は見た 決定的瞬間』
文春文庫
平成27年5月15日読了
仕方ないが玉石混交。まぁ文筆専業者によるものばかりではないのだから当然か。
面白かったのは大川周明による「市ヶ谷の楽天囚人」で、ペッチン事件はそうでしたか、と。その他にも題名だけ見れば手に入れて当然という内容ばかりで史料的価値はあるのではないかしら。
【関連作品】
ニコライ・A・バイコフ『偉大なる王(ワン)』
「北満の秘境に虎を狩る」田中鈞一の冒頭に「ソビエトの狩猟家バイコフ氏の名著『偉大なる王』にも紹介されている私」とあるのだが、見当たらなかった…良いんですけどね。
現実はもっと散文的だとうんざりするお話ですよ。

ニコライ・A・バイコフ『偉大なる王(ワン)』


『偉大なる王(ワン)』
訳:今村龍夫
中公文庫
平成28年2月16日読了
読後の雰囲気がナニかに似ていると思ったのだが、手塚治虫の初期長編だった。
狂言回しとしての鳥や小動物たちに会話をさせたり、自然を崇拝する知恵者としての原住民の老人と自然を破壊する文明人の若者たちの対比、そして神話的な結末…とまさにソレだ。面白い作品なのだが時代遅れの傑作という印象で、少しずれている。もっともそれも当然な古い作品なのだが。
いや面白かったですけどね、もっとガキの頃に読むべきだったなと。
【関連作品】
文藝春秋編『私は見た 決定的瞬間』所収「北満の秘境に虎を狩る」田中鈞一
この文章の冒頭に「ソビエトの狩猟家バイコフ氏の名著『偉大なる王』にも紹介されている私」とあるのだが、見当たらなかった。筆者が実はロシア人ならば別だが?
いずれにせよ『偉大なる王』の最期はもっと散文的だったということなんだろうね。

浜田義一郎『江戸たべもの歳時記』


『江戸たべもの歳時記』
中公文庫
平成27年7月21日読了
話芸の際立つ一冊で、とにかく楽しく読ませる。細かいところを穿りつつも諄くはなくさすが江戸っ子と拍手拍手。
ロチの名がちらりと出るのも素晴らしい。なんだかんだ言って馴染のある名前なのですよ、話せば長いことながら。

木村肥佐生『チベット潜行十年』


『チベット潜行十年』
中公文庫
平成27年7月29日読了
日本男児ココにあり的な心意気が端々まで漲っていて心地よく読んだ。
偉大な冒険家の伝記やら高名な探検家の記録と違い、生々しくかつ親近感が感じられて、この手の本は楽しいなぁ。
終戦直後のどさくさとチベットについての箇所が印象的。それにしても文中ではチベット人と中国人は犬猿とも例えたい仲なのだが、それを知りつつ現在の状況を思うと戦慄を禁じ得ない。

カレンダー

01 2026/02 03
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28

ブログ内検索

最新コメント

プロフィール

HN:
上総屋:飯田守和
性別:
非公開

フリーエリア

バーコード

P R