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守和の観た読んだ観た

上総屋:飯田守和の感想録ブログです。 (リンク先から徐々に転載もしつつ)アレコレと感想を綴っていきたいと思います。

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ウィリアム・D・ピーズWilliamD.Peace『冬の棘』The rage of innocence


『冬の棘』The rage of innocence
訳:田村義進
文春文庫
平成25年2月13日読了
良いコトは良かった。ちょいとシンドイですけどね、でも良かった。
しかしそれだけにテーマをもっと前面に押し出した方がスッキリしたように思われます。
ただ上手い書き手だろうだけに、その辺り削れなかったのかもしれませんね。
個人的にはラストが『ゴルゴ13』の「海を見ていたエヴァ」を連想されました。話自体は全然違うんですけどね、雰囲気が。
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モーリス・ルブランMaurice Leblanc『奇巌城』L'aiguille-creuse


『アルセーヌ・リュパン・シリーズ 奇巌城』L'aiguille-creuse
訳:石川湧
創元推理文庫
平成25年2月3日読了
解説によればルパン(リュパンだそうです)物の中でも一二を争う出来だそうですが、コレでそうなら他は推して知るべしかと。
有名な作品群なだけに一度は、と手を出してみましたが失敗でした。
少なくとも僕には。
最後の最後に少しばかり盛り上がりラストの悲しみは悪くないんですが、そこまでがなぁ。語り口が古臭く、(借りてきた)ホームズ物の意外な新しさと比べて残念。
この辺り失業状態の医者と鳴かず飛ばずの作家との違いなのかしらん?

『文人画再発見!―西谷コレクションを中心に―』


『文人画再発見!―西谷コレクションを中心に―』
千葉市美術館(千葉市中央区)
会期:平成25年1月4日-平成25年2月11日
平成25年1月28日見学
それなりに楽しく見物出来たが…世間的にはどうなんですかね。あまり盛り上がらないんじゃないかしらん?
個人的には渡辺崋山の試作を何枚も見られて愉快でしたが、こういうのってマニアック過ぎると言うか。

『Kimono Beauty―シックでモダンな装いの美 江戸から昭和―』


『Kimono Beauty―シックでモダンな装いの美 江戸から昭和―』
千葉市美術館(千葉市中央区)
会期:平成25年1月4日-平成25年2月11日
平成25年1月28日見学
江戸から明治、大正、昭和と移り変わりが判って面白かった。
個人的には髪飾りが興味深く、藤沢周平の小説に出て来る飾り職人の仕事を実感出来てナニより。
江戸時代は華やかで色使いや構成が大胆であり、むしろ現代に生きる自分の硬直化を反省させられた。日本文化はわびさびだなんて言ったのは何処のどいつだ、と言いたくなるくらいである。
明治になると意外に暗くなるのだが、多分展示品のせいだろう。
色調は黒く柄は過ぎる位に細かかった。僕の中に内乱やら戦争やらのイメージが有るからかもしれませんが。
大正はやり過ぎでクラクラした。
エログロナンセンスの退廃的な印象そのままなんですが、続く昭和の江戸回帰の為には必要な振り切りだったのかなと。
で、その昭和ですが、最新の技術に江戸のデザインも取り込んでおり良い感じでした。
現代はどうなっているんだろうか、と思いますが…街中で見掛ける着物って、お盆にスクーターで走り回る坊主くらいだからなぁ。

陳舜臣『枯草の根』


『枯草の根』
講談社文庫
平成25年1月27日読了
天才的犯罪者やら超人的探偵が出て来ないのは好感が持てるし、処女作という点も考慮しますが、それにしても甘い。
人物像やら語り口やら仕掛けもまた磨き込まれていないと言うか、作者のギラギラした熱意が感じられないと言うか?
著者の作品をあれこれ読んだ者としては、その温さが味わいと思いますが本作については食い足りない。
ちなみにカバーの紹介ではチェスタトンの探偵小説十戒に有る「中国人を出してはいけない」に挑戦して云々していますが、表面的だねと。
あれは当時の欧米人にとって中国人と言えば超人的なイメージがあり不可能を可能にしてしまえるから、であり今なら超能力者や宇宙人に近いだろうと。

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