忍者ブログ

守和の観た読んだ観た

上総屋:飯田守和の感想録ブログです。 (リンク先から徐々に転載もしつつ)アレコレと感想を綴っていきたいと思います。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

パトリシア・カーロンPatricia Carlon『行きどまり』 The Price of an Orphan


『行きどまり』 The Price of an Orphan
訳:汀一弘
扶桑社ミステリー
平成23年4月3日読了
現代版オオカミ少年の物語と言うと紹介としては適切かしらん。
面白いのだが…ちょっと微妙でもある。もう少し削った方が、またはもう少しネタを詰め込んでもとも細かく書き込んでもとアレコレ思うがどうなんだろう。まぁ執筆当時の読者の趣味が現在のそれと合致しているとは限らないので不当な評価かもしれないが。
個人的には時代考証なんぞをしっかりしてドラマか映画にしたらきっちりハマりそうかと思います。既にしてるかも知れませんが。
PR

トルーマン・カポーティーTruman Garcia Capote『夜の樹』A Tree of Night


『夜の樹』A Tree of Night
訳:川本三郎
新潮文庫
平成19年2月26日読了
印象的な作品集。なんともいえない語り口で魔術にかけられている気分になります。読んでいて映像が浮かんでくる…というのもそうですが、むしろ言葉の力を感じました。確かに20代でこんな完成度の高い作品を連発したら“恐るべき子どもたち”ですわな。
ただ個人的には「大人」になってから作品『感謝祭のお客』が円熟味を感じさせて魅力的だな、と。

トルーマン・カポーティーTruman Garcia Capote『冷血』In Cold Blood


『冷血』In Cold Blood
訳:滝口直太郎
新潮文庫
平成19年3月14日読了
高校時代にウォンボーの『オニオンフィールドの殺人』に衝撃を受けたのですが、その際に同ジャンルだと言うので本書を読みました…しかしイマイチ。どうして評価が高いのか当時の僕には判りませんでした。
そして先日、本書を原作とした映画を観たので改めて再読してみたのですが、少なくとも僕にはやはりイマイチでした。
時々冴えた描写の有るのですが、ナンだか冗漫な感じがして退屈、引用が無駄に長い気もしました。
映画の方が内容の取捨選択がよりハッキリとしていて主題が伝わってきたように思います(物語の構成は原作の通りなのでその辺りは評価しますが、でもなぁ)。
【関連作品】
『冷血』監督リチャード・ブルックス1967年/アメリカ

井上靖『天平の甍』


『天平の甍』
新潮文庫
平成21年9月2日読了
中学くらいの頃から夏休みの課題図書として名前を知っていた本書ですが、オッサンの今になってから読んで良かったと思いました。吉村昭もそうですが、ガキの頃の僕には面白さが判らず退屈なだけでしたろうから。実際『蒼き狼』や吉村『海軍零式戦闘機』なんて退屈でなりませんでした。
事前に持っていた知識から鑑真和上がいかに艱難辛苦を乗り越えて来日されたか…という話だと思っていたのですが、主人公は高僧を日本に呼ぶべく奔走する留学僧であり、興味深いのは何事をも成し遂げえず史書に残らない脇役たちでした。
うーん、我ながら老けたなぁ…いやいや深みが増した、と思いたいんですが。

井上靖『猟銃・闘牛』


『猟銃・闘牛』
新潮文庫
平成23年2月13日読了
どれもスッキリしない感じだが芥川賞受賞時期の作品とすると、なるほど新人賞としての先見の明が証明されているのだな、と。なにしろ解説では“井上くん”だもの。
終戦直後に関西で新聞社が闘牛を企画するという『闘牛』はもっとカフカみたいに不条理にズルズルと展開していくのかと思ったが、意外に素直だなと思ったりしたのだが、一番興味深かったのが『比良のシャクナゲ』で、老人の不機嫌な混乱ぶりがブラックな笑いを感じさせたのだが、この読み方は意地が悪いかなぁ。

カレンダー

01 2026/02 03
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28

ブログ内検索

最新コメント

プロフィール

HN:
上総屋:飯田守和
性別:
非公開

フリーエリア

バーコード

P R