
『ニコチン・ウォーズ』Thank you for smoking
訳:青木純子
創元推理文庫
平成19年7月19日読了
映画化作品公開に併せて文庫化した形跡が有る(誤解だったら申し訳ない)のだが、ならば表紙は映画の写真を使い改題しても良かったろうに…と残念。A.エッカートのイメージが見事に填まり過ぎて、表紙のイラストにはガッカリを通り越して不快感さえ
覚えてしまった。それにこのタイトル…どうなのよ?
作品はと言えば、可もなく不可もなし。
全体として映画化された作品の方がテンポも良く面白い。話の展開は両者別物なので好みの問題になり、多くは語らないが纏まっていたのはやはり映画だろう。また表現としては小説としての長所が生かされていない気がする。箸より短いラーメンが丼に山盛り出て来た感じで、ブツブツと細切れで充実感が無い。討論のシーンなどアッサリし過ぎていて創作するコトから逃げているとしか思えなかった。
割と長めの本なのだが食い足りないの一語に尽きる。
【関連作品】
『サンキュー・スモーキング』2006年/アメリカ・監督:ジェイソン・ライトマン
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