
『ラストキング・オブ・スコットランド』The Last King of Scotland
監督:ケヴィン・マクドナルドKevin Macdonald
原作:ジャイルズ・フォーデンGiles Foden
主演:フォレスト・ウィテカーForest Whitaker
ジェームズ・マカヴォイJames McAvoy
第64回ゴールデングローブ賞主演男優賞
第79回アカデミー賞主演男優賞
2006年/イギリス
新橋文化劇場:平成19年11月6日
前宣伝の通りにアミンについての映画かと思ったら全然違いました。大昔に“ぴあ”の映画紹介で『人食い大統領アミン』が紹介されていて、付いていた画像が生首の並んだ冷蔵庫だったのを記憶しています(一時期インチキ実録モノが多かった)が、ソレよりはマシだろうと思って行ったんですけどね…って失礼か。
主演のウィティカーは素晴らしく、左上の画像を観てもお判りのように目が怖い…『バード』なんかじゃ人懐っこかったのにこの変りよう?スゴイなぁ。陽気で無邪気なイタズラをしたりして周囲と遊んでいるかと思えば、冷酷かつ残忍に粛清をしたりする。モンスターにも思えるものの時に強大化した自分の影や、権力のもたらした不安や孤独に怯えるアミンを好演していました。
が!
やはりこの作品の主人公は好奇心や冒険心の虜であり、後先見ずに行動したストッとランド人の青年医師だろうと思います。
好奇心と冒険心、更には下半身に対して正直に行動したばかりに泥沼へと引きずり込まれていく様子が描かれた作品です。後悔先に立たずと言いますが、この恐怖はなんとも辛い…「お前は死んで当然なヤツだが、生きていれば償いの道が見付かる日も
来るだろう」という主人公の出国を助ける同僚医師のセリフが印象的でした。
【関連作品】
ジャイルズ・フォーデン『スコットランドの黒い王様』(新潮クレスト・ブックス)