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守和の観た読んだ観た

上総屋:飯田守和の感想録ブログです。 (リンク先から徐々に転載もしつつ)アレコレと感想を綴っていきたいと思います。

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井上靖『楼蘭』


『楼蘭』原題
新潮文庫
平成28年1月12日読了
開巻劈頭の『楼蘭』など西域モノは淡々とした文体が古色の壁画を読み解くようで味わい深い。ガキの頃は司馬遼太郎の爽快感も吉村昭のドスも無くて不満だったが、ぼくも老いたのぅ。
途中の『狼災記』辺りから僕の知らない顔が見え始め、誰か似た作者を探しては比べつつ読むという不毛なコトをしたのが悔やまれる。それにしても井上靖とはどんな作家なんだろうなぁ、あまり固定されたモノが無いのだが…まぁ求めはしないのだが。

ところでカバー裏で歴史作品を中心とした、と言うが広義では歴史作品集と言って良いのではないかしらん?もっとも歴史臭のさほどない明治の東北を扱ったものや江戸時代の絵画を主題にした現代の作品については異論も有ろうが。
もっとも楼蘭などについては歴史作品というより異郷の印象が強いのだが…って、僕の区分けなんかどうでも良いか。
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白川静『漢字―生い立ちとその背景―』


『漢字―生い立ちとその背景―』
岩波新書
平成25年12月22日読了
細かい個々の文字の成り立ちについては正直付いていけなかったが、それでも楽しめた。
フィクションに釣られてついつい古代中国を我々と同じ思考回路だと思い込んでしまっていたが、なるほど古代は古代。確かに呪術的社会だったのだろう、そのイメージが強烈です。
もっと読みたくなるが、まずは簡単な入門書でもないかしらん?

永井荷風『墨東綺譚』


『墨東綺譚』
※墨はサンズイが付いています。
岩波文庫
平成25年12月14日読了
何回も映画化されており、かつその予告編ばかりはアレコレ見ているのだが中身を読んだのは初めて。
面白く読んだが果たしてこの物語らしい物語の無い話をどうやって映画にしたのやら?邪推するに若手女優を脱がす方便じゃないのか、なんて観てないのにアレですが。
なによりも風情だなと思いました、本書の魅力は。
また後記も合わせて面白く、明治人の大正を嫌うは団塊のバブルを嫌うがごとしかと苦笑い。

『シャイン』Shine


『シャイン』Shine
監督:スコット・フィックス
主演:ジェフリー・ラッシュ
製作年/1995・オーストラリア
CATV:平成25年12月8日
なるほど鍵盤の上で弾ける指の映像は迫力があり大いに魅了された。
けどなぁ、肝心の(少なくとも僕にとっては)親子関係などの描写が浅く、食い足りなかった。実在の人物がモデルであり、しかも存命中とあってはなかなか思い切った表現も難しいだろうがどうにかならんかったのか?
父親か息子のいずれかに重点を置いた方が良かったのではないかしらん?

ビル・S・バリンジャーBill S.Ballinger『赤毛の女の妻』The wife of the red-haired man


『赤毛の女の妻』The wife of the red-haired man
訳:大久保康雄
創元推理文庫
平成25年12月5日読了
先に読んだ『歯と爪』の誇大宣伝にやや辟易した身なだけに、坊主憎けりゃで構えて読み始めた。しかし面白いね、コイツは。
途中からは引き込まれて終盤は荒涼とした北の景色が目の前に浮かんでくるようであり、悲しみに包まれて読み終えた。特に結末は小説ならではであり、素晴らしい。
しかし読んだ順番が逆なら良かったのになぁ。

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