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守和の観た読んだ観た

上総屋:飯田守和の感想録ブログです。 (リンク先から徐々に転載もしつつ)アレコレと感想を綴っていきたいと思います。

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『こんにちはチェブラーシカ』КрокодилГена(わにのゲーナ)


『こんにちはチェブラーシカ』КрокодилГена(わにのゲーナ)
監督:ロマン・カチャーノフ
原作:エドゥアルド・ウスペンスキー
1969年/ソヴィエト
CATV:平成18年12月25日
旧ソヴィエト製…なんて色眼鏡で観るからか、素朴さも許せる。話自体は泣かせるんですけどね、でもなんかなぁ?と言うところ。
冒頭の果物屋さんのシーンで、オレンジの箱の中からチェブラーシカが出て来るのですが、西側なら「売り物を食いやがって!」というシーンが入りそうなところ、本編ではオジサンが動物園に連れて行きます。こんなトコにも当時のソヴィエト社会に於ける労働者の意識が覗え…なんて話は学者諸氏に任せておけば良いですね。
コマ撮りアニメが好きな方にはたまらないのではないでしょうか?かく言う僕もまた然りなんですが。
※画像は『J-com Community』平成18年12月号、邦題は“Wikipedia”より引用しました。
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ベイジル・ホール Basil Hall『朝鮮・琉球航海記 1816年アマースト使節団とともに』


『朝鮮・琉球航海記 1816年アマースト使節団とともに』Account of a Voyage Of Discovery to the West Coast of Corea,and the Great Loo-Choo Island.
訳:春名徹
岩波文庫
平成23年5月23日読了
当時の沖縄の様子を非常に興味深く読みました。宮廷などではその背後で幕府との板挟みでかなりの苦悩していた筈ですが、まぁ下々のモノとしては楽しいイベントでしょうからね。
また前半の朝鮮と比べるとコチラの出方で相手も変わるのだと言う人付き合いの基本を見せられたように思います。いや民族性云々はしませんよ。
【余談】
原題ではKoreaではなくCoreaとあり、僕の誤記ではありません。
共催したサッカーのW杯で国名を日本より前にしろと言い張った根拠について「中国に遠慮して変更したが本来のスペルはKではなくCであり、日本のJより前であるべきだ」ってのが有ったそうですが確かにね。でもさぁ、今の名前がそうなんだし自分の考えで変えたならコッチに押し付けるなよ?と…まぁ済んだコトですけどね(←根に持つタイプ)。
【関連作品】
幕末に来日した外国使節の記録としては以下のモノが有ります…って、僕の読んだだけですが。
『日本幽囚記』W.M.ゴロヴニン:当然ながら楽しく思われなかったであろう記録です。
『大君の都』オールコック:無知な学生時代に無理をして読んだのでロクに判らなかったのですが、とにかく見下して書いています。浮世絵を原始的な云々しているのには当時もコンチクショーと思いましたが、今にして思えば錦絵ではなかったのかもしれないなぁと。

茅盾『子夜(真夜中)』


『子夜(真夜中)』
訳:小野忍・高田昭二
岩波文庫

平成18年11月4日読了
群像劇なので時に人物関係が判り辛く、個々の登場人物に関して印象がマチマチだったりするのが惜しい。もっと紙数が有れば…と残念。
それでも充分に面白く、ラストシーンは特に印象深い。社会に対する憤りのようなモノが感じられ黒澤明の作品(の一部)を観ているような興奮を覚えた。
皆さんにもお奨めしたいけど絶版だろうなぁコレ?

デイヴィッド・ピースDavid Peace『1983ゴースト』Nineteen Eighty-Three


『1983ゴースト』Nineteen Eighty-Three
訳:酒井武志
ハヤカワ文庫
平成18年12月27日読了
前三作とは異なり一人称、しかも“現時点の”ではない。一人称の章も有るのだが、他にも三人称やナレーター(と思しき話者)が登場人物の耳元でその行動を唱え続ける章と語り口は三様。加えて一人称では現在と回想が交錯していて、不親切この上ないコトは確かである。
加えて前作までとは異なり単体で作品として成立しているかと言うと、ソレも無い感じ。四本目の柱と言うよりも、三本の柱の上に乗る屋根、というのに近いのではないか?
個人的には前作と同様のテイストで進めて欲しかった気がする。
合わないヒトは一作目の三分の一も読んでいないだろうし、ココまで付き合ったからには今までのパターンを肯定しているのが前提で構わないだろうから。
ただし、四部作の纏めとして読むとアレコレと見えて来ます。もちろん解決させず謎のままの部分も有るのだが、それはまあ作者のスタイルでしょうから良しとして。
もしコレからシリーズを読み始める方には人物関係をメモしつつ読むのも一興であろうとお奨めします。少なくとも頭に残っているうちに進めるように一気に行って頂きたいですね。

デイヴィッド・ピースDavid Peace『1980ハンター』Nineteen Eighty


『1980ハンター』Nineteen Eighty
訳:酒井武志
ハヤカワ文庫
平成18年12月18日読了
文庫裏表紙の紹介文とは全然違う味付けの展開なのですが、ソレで良かった。そのままだったら裏切られた感じがしたでしょう。
ソレはさておき、四部作の三作目となる今回はやや纏めに入った気がしなくも有りません。それなりに前作と繋がっているしアレコレと解明される部分なども有りますし。
思うにこのシリーズって一人称で展開していますが、今までのソレと違い自分を客観的にみる要素が完全に欠落しています。
一人称って大抵は読者を意識して語りかけてくる部分が有ると思いますが、ココではそれがありません。“たった今”主人公の目に映ったものの羅列であり、耳に入ってきた音であり、頭に浮かんだ言葉を並べているだけに近い感じです。特に主人公がテンパって来るとソレが顕著になります(まぁ誰でもそうでしょうが)。
そういう意味でも映画的な作風と言えるかもしれません。主人公と同じ情報しか与えられないって辺りが特に。

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