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守和の観た読んだ観た

上総屋:飯田守和の感想録ブログです。 (リンク先から徐々に転載もしつつ)アレコレと感想を綴っていきたいと思います。

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ランドール・ブリンク Randall Brink『アメリア・イヤハート最後の飛行』Lost Star


『アメリア・イヤハート最後の飛行』Lost Star
訳:平田 敬
新潮文庫
平成19年1月24日読了
著者はこの事件について10年の歳月をかけて調査したそうだが、果たして10年もナニに費やしてきたのか疑問。イヤハートについてある程度以上知っている方ならば珍説の一つとして良いでしょうが?
冒頭にアレコレと自讃している割に参考史料・文献についての記述はほとんど無いのは何故か?「真実」と謳っているのに学士論文ですら通らない程度の裏付けの無さには呆れるばかり。百歩譲って読み物として捉えても最悪で、イヤハートの人柄や時代の雰囲気はまるで伝わらず、調査していく過程もなし。
読み終わって残る印象は、著者にとってアメリカ人は善良無垢なる存在で、日本人は狡賢く残虐な畜生どもだ…というばかり。バカバカしいの一語に尽きる。
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星新一『妖精配給会社』


『妖精配給会社』
新潮文庫
平成19年10月4日読了
勝手にSFのヒトと思い込んでいたのですが、読み返してみるとそうでもないですね。なんとなく意外でした。
確かに未来や宇宙空間が舞台だったり(珍)発明に関するモノが有りますが、ソレばかりではないし身近に感じられる描写です。もっとも面白く思った作品はソチラではなかったのですが。
むしろ一貫したテーマは人間やその心理ではないかと愚考した次第。具体的にドレが面白かったかと細かく書きたいところですが、煩雑なので省略。旅のお供にお薦めです、とだけ。

星新一『ようこそ地球さん』


『ようこそ地球さん』
新潮文庫
平成22年5月22日読了
世間で言う星新一、ショートショートというイメージとはやや違う作品が多くて意外でした。もっとも「あとがき」によるとかなり初期の作品ばかりと言うのでそれも当然かなと思いました。試行錯誤と言うか、スタイルが出来上がる以前のモノなのだなと。
ショートショートと言うより短編小説と言うものや、詩のように美しいものまでいろいろと楽しめます。むしろ星新一という名前に先入観の無い世代には楽しいかもしれません。

星新一『城のなかの人』


『城のなかの人』
角川文庫
平成20年4月7日読了
ショートショートが代名詞の作家だけに歴史小説?と首を傾げつつ好奇心で読みました…が、コレが良かった。面白かった。
汗や体臭、総じて生活臭の感じられない文体なのでどうかと思ったのですが、フワフワと生きたような(というと語弊は有るでしょうが個人的には印象が薄いのです)豊臣秀頼を描くにはピッタリでした。物語の進行も具体的な年代ではなく秀頼が何歳の時…としてのも効果的で、フワフワとした現実味に欠ける大阪城内での暮らしや現実や政治への認識の甘さがリアルに漂ってきます。
ちなみに本書は短編集で他に4編入っているのですが、ドレも長過ぎるショートショートのようでもあり、表題作がやはり一番かと思います。ただし実在の人物を扱った『正雪と弟子』のはめ込み方と『はんぱもの維新』の人物評は大上段に構えた歴史小説家には書き得ないスタンスで面白いんですけどね。

星新一『進化した猿たち』


『進化した猿たち』全3冊
新潮文庫
平成19年7月31日読了
氏が収集したアメリカのひとコマ漫画を大別して纏めたモノだが、全体的に時代を感じさせて良い。氏のショートショートと同じく時事ネタなどは無いのだが、ナンとなく今よりはのどかな雰囲気がして楽しかった。
またそれらの作品を見返しながら、浮かんできた考えが書かれているのだが話しかけられているような、深夜に他人の書斎に入り込み主人の思考を覗いているような不思議な楽しさが有る。
ただその文章だが、雑誌連載後に出版されたものの、その後再版などをするうちに削られた掲載作品があるそうで、それらを紹介している部分が多い。気持ちは判るが、コレは不要だったのではないか?言葉で紹介されてもなぁ…と思うのだが。

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